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臨床検査部門

検査科からのメッセージ

技師長会代表の挨拶

 都立病院は、東京都の医療政策と連動しながら、行政的医療の安定的かつ継続的な提供をはじめ、高度・専門的医療の提供や地域医療への貢献に取り組み、公的な医療機関としての役割を果たしていくことが求められています。

 都立病院では、「自ら育つ、みんなで育てる」を人材育成の合言葉とし、職員一人ひとりが互いを尊重しながら、職場全体で職員の育成に取り組んでいます。
 検査部門においては、階別実践能力到達目標や分野別育成カリキュラムを含む検査科独自の「人材育成プログラム」を策定し、OJTを中心に人材育成に取り組んでいます。
 また、職級や専門性のステップアップについてはキャリアプランに示し、ライフ・ワーク・バランスの実現につながる人材育成を進めています。

 都立病院にとって「人」は大切な財産であり、その未来を切り拓くのは、職員一人ひとりです。
 このような「育つ」環境がある都立病院で働くことに誇りを持ち、患者・地域・都民に信頼され、選ばれる都立病院を、一緒に創り上げていきましょう。

都立病院機構 検査科

検査科職員に求められる人材像

都立病院人材育成ビジョン「求められる人材像」

[1]高い専門知識、技術を有し、医療技術の進歩など変化に応じて求められる検査を取り入れ、質の高い検査結果を迅速に提供できる

[2]行政的医療、高度で先駆的な医療、地域医療への貢献ができる

[3]他の医療従事者と連携を図り、患者第一の質の高いチーム医療を推進できる

[4]採算性の高い業務運営を目指し、自らが方法・取組について考え、実践できる

[5]自ら学ぶ意欲を持ち、新たな課題や困難な問題にも前向きにチャレンジできる

[6]医療倫理とコンプライアンスマインドを持ち検査情報を適切に管理できる

教育体制

人材育成の3本柱
検査科職員のキャリアプラン

資格取得支援

資格取得支援対象資格

資格取得支援対象資格

認定資格取得状況

認定資格の取得状況

各部門紹介

各部門の特徴や人材育成などについて詳しくご紹介します。

各部門紹介ページへ

施設紹介(キャプションをクリックしてください)

先輩からのメッセージ

墨東病院

先輩職員

経歴

2014年小児総合医療センター 配属
*輸血検査(1年) *生理・採血検査(5年)
2020年墨東病院 配属
*生化学・免疫検査

機構を選んだ理由

 私が東京都立病院機構を志望した理由は、「機構に就職すれば様々な経験を培うことができる!」と感じたためです。当時就職説明会に参加し、ジェネラリストとスペシャリストのどちらの育成プランも整っている点や、ルーチン業務を行いながら学位取得や学会発表を盛んに行っている先輩職員のお話を聞き、そのキャリアの選択肢の多さに非常に魅力を感じました。また、異動制度によって施設規模や専門性の異なる病院で働くことができることから、一施設のみで働くだけでは得ることのできない知識・技術を習得することができると考え、就職を決意しました。

複数の部門を経験して

 複数部門を経験して、検査は全て繋がっており、各部門で知識の引き出しを増やし続けることが重要だと感じています。実際に、検体検査と生理検査、検体検査と輸血検査の知識を組み合わせて問題を解決した場面がありました。今まで得た知識を総動員して業務に臨むことに、検査の奥深さとやりがいを感じています。

 また、学会発表も経験しました。小児総合では小児の採血について、墨東病院では基礎検討や症例発表を行いました。いずれも日常業務の疑問点を追求した内容であり、特別な機器等がなくとも検討の機会は身近にあると再認識しました。機構にはそれぞれ特色が異なる施設がありますので、その施設の強みを活かした検討が行えることが魅力です。

多摩総合医療センター

先輩職員

経歴

2017年多摩総合医療センター 配属
*病理検査(7年) *検体検査(1年)

チャレンジしていること

 入職時に配属された多摩総合医療センターでは病理検査を7年間担当していました。自身のスキルアップや業務への理解・貢献をしたいと考え、資格試験にチャレンジし、細胞検査士や認定病理検査技師等の認定資格を取得しました。当院でのがんゲノム医療体制の立ち上げや臨床検査室の国際規格であるISO15189認定にも携わりました。

 細胞診断をするうちに、生化学・免疫検査や一般検査などの結果を目にする機会が増え、視野を広く持ち、他部門の検査もより理解したいと思うようになりました。偶然にも当院の検体検査室の自主運営化と重なり、今年度より検体検査部門へと配置転換となりました。新しい業務を覚えることは大変ですが、日々全力で取り組んでいます。

育児休暇の取得

 近年、男性の育児休業取得が推進されています。現在、私自身も2児の父です。子供の出産の際には、職場の理解やフォロー体制もあり、出産支援休暇や育児休業を取得することができました。比較的男性の少ない職場ですが、今後は育児休業を取得する男性が続くような環境作りに貢献していきたいと考えています。

 私生活と仕事を両立することができる環境はとても魅力的です。どの検査業務もそれぞれの魅力ややりがいがあると思います。都立病院で皆さんと一緒に働けることを心待ちにしています。

多摩南部地域病院

先輩職員

経歴

2024年多摩南部地域病院 配属
*検体検査

職場の雰囲気

 都立病院機構に採用となり、多摩南部地域病院に配属されました。わたしの勤務する多摩南部地域病院は、緑豊かで自然にあふれた素敵な病院です。地域を支え・地域に支えられる、患者さんの拠り所となるような温かな雰囲気が特徴です。周りのスタッフにも親切に接していただき、前職でも携わっていた血液検査業務や採血、当直などを行っています。

 都立病院機構は研修も非常に充実しており、各種研修では各部門のエキスパートから講義や実技研修を受けることができます。研修へ参加しやすい雰囲気なので、わたしも積極的に参加しスキルを向上させ、正確かつ迅速に検査結果を報告できるよう努めています。

前職での経験を生かして

 前職は大学病院で血液や生化学などの検体検査を担当していました。診療科も多岐にわたり症例数も多く、資格試験にも挑戦しながら専門的な知識を学んできました。現在勤務する多摩南部地域病院は地域包括ケアシステム構築の一翼を担う地域医療支援病院であり、これまでの専門性知識が生かせるのはもちろん、地域の人たちと密接に寄り添いながら質の良い医療を提供できるよう日々心がけています。

 培ってきた専門性を高めると同時に、今後はどんな病院のニーズにも答えられるよう様々な分野にも挑戦していきたいと思います。

大塚病院

先輩職員

経歴

2021年大塚病院 配属
*輸血検査

機構を選んだ理由

 都立病院機構には、14の病院とがん検診センターがあり、施設ごとに力を入れている分野が異なるため、広い視野をもった臨床検査技師をめざせるところに魅力を感じました。

 また、「関わる全職員で新人を育てていく」といった育成プログラムのもと、OJTで各分野の経験豊富な先輩職員に業務を教えていただく機会があったり、後述の専門資格取得支援制度が用意されていたりと、入社後も臨床検査技師としての成長を後押ししてくださる環境が整っています。自身の適性にあった分野のスペシャリストをめざすための支援が手厚く、チーム医療を構成するメンバーの一員として、より高度で専門的な医療の提供に貢献できると考え、都立病院機構を選びました。

資格取得支援制度の活用

 都立病院機構検査部門では、24時間体制で検査業務を行っており、臨床検査技師は幅広い知識・技術を習得し、スキルを磨いていくことが求められます。個人のスキルアップの一環として、専門資格の取得が奨励されており、特に学会認定資格取得に向けた支援制度が充実しています。この制度は、資格取得にかかる費用を機構に援助してもらえるもので、私もこの制度を活用し、緊急臨床検査士の資格を取得しました。

 緊急臨床検査士は、学会認定資格取得の初めの一歩として受験することを勧められています。各施設に合格者が多数在籍しているため、先輩方のお力添えもあり、私も入社2年目にして合格することができました。この資格を取得することで夜間・休日の緊急検査業務に役立っています。また、学会や勉強会への参加費を負担してもらえる制度も整っているので、目的にあった制度を有効活用し、理想の臨床検査技師像に近づけるよう、日々自己研鑽に励んでいます。

研究発表実績(学会発表一覧)

都道府県別出身学校一覧

学校1
学校2

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