最新の手術支援ロボット「ダビンチSP」を導入しました!
最終更新日:2024年11月
2024年10月に最新の手術支援ロボット「ダビンチSPサージカルシステム」を導入しました。2024年10月現在、ダビンチSPを有する施設は全国的にも限られており、都内で本機器を導入したのは当院が2施設目になります。
当院におけるロボット支援下手術
当院では、患者さんが早期に社会復帰できるよう負担の少ない治療を提供するため、ロボット支援下手術に積極的に取り組んでいます。2017年3月に腎泌尿器外科で当時の最新機種であったダビンチXiを導入して以降拡大を進め、現在は2台体制のもと7診療科(腎泌尿器外科、大腸外科、胃外科、婦人科、肝胆膵外科、食道外科及び呼吸器外科)でロボット支援下手術を行っています。今回のダビンチSP導入により3台体制となり、より多くの患者さんに負担の少ない手術を提供してまいります。
- 当院のこれまでのロボット支援下手術については、こちら(ダビンチXi特設サイト)も御参照ください。
ダビンチSPとは
ダビンチは、アメリカで開発された最新鋭の内視鏡手術支援ロボットです。患者さんの体に開けた小さな切開創(皮膚を切って開いた傷)から、専用の内視鏡カメラとインストゥルメント(専用鉗子)を挿入して手術を行います。
これまで手術に用いていたダビンチXiが4本のアームを持つのに対し、この度導入したダビンチSPはアームが1本であることが大きな特徴です。切開創が最少1つで済むようになったことで、一層の患者さんの体への負担の軽減や整容性の向上が期待できます。
また、複数のアームを持つダビンチXiでは操作上制限があった頭頸部領域や狭い術野での手術も可能になります。
ダビンチの紹介動画
今後の予定
現在、ダビンチSPの手術開始に向け日々トレーニングを積んでいるところです。各診療科での導入については、随時HPでお知らせいたします。
<各診療科の実績>
2024年10月24日 腎泌尿器外科でダビンチSPを用いた手術を実施しました
2024年10月30日 婦人科でダビンチSPを用いた手術を実施しました
画像提供:インテュイティブサージカル合同会社