先進医療とは

先進医療とは

先進医療とは、新しい医療技術と患者さんの要望の多様化により、保険診療の医療水準を超えた最新の先進技術として、厚生労働大臣から承認された医療行為のことを指します。

先進医療A

  • 未承認、適応外の医薬品、医療機器の使用を伴わない医療技術
  • 未承認、適応外の体外診断薬の使用を伴う医療技術等であって、当該検査薬等の使用による人体への影響が極めて小さいもの

先進医療B

  • 未承認、適応外の医薬品、医療機器の使用を伴う医療技術
  • 未承認、適応外の医薬品、医療機器の使用を伴わない医療技術であって、当該医療技術の安全性、有効性等に鑑み、その実施に係り、実施環境、技術の効果等について特に重点的な観察・評価を要するものと判断されるもの

患者申出療養とは

患者申出療養は、困難な病気と闘う患者さんの思いに応えるため、先進的な医療について、患者さんの申出を起点とし、安全性・有効性等を確認しつつ、身近な医療機関で迅速に受けられるようにするものです。

費用について

先進医療・患者申出療養に係る費用については全額負担になりますが、通常の治療と共通する部分(診療、検査、投薬、入院料等)は保険適用となります。

<例>
総医療費が100万円、うち先進医療・患者申出療養に係る費用が20万円とし、患者さんの自己負担割合が3割である場合

先進医療・患者申出療養 = 20万円
全額自己負担 = 20万円…①

プラス記号
通常の治療 = 80万円(保険給付分)

保険者負担分 = 56万円

(7割にあたる56万円が各健康保険制度から給付)

保険給付に係る一部負担分
= 24万円…②

(3割にあたる24万円が患者の一部負担金)

上記①と②を足した44万円が患者さん負担額になります。

当院で実施している先進医療・患者申出療養一覧

詳細につきましては実施している診療科に直接お尋ねください。

※費用については記載されているもののほか、保険診療の自己負担分をお支払いいただくことになります。

先進医療技術名実施診療科適応症費用jRCT掲載情報
先進医療Bアスピリン経口投与療法遺伝子診療科
大腸外科
消化器内科
家族性大腸腺腫症0円リンク(外部リンク)
先進医療Bシクロホスファミド静脈内投与療法血液内科成人T細胞白血病(末梢血幹細胞の非血縁者間移植が行われたものに限る。)0円リンク(外部リンク)