腎泌尿器外科 - 診療内容

がん診療専門病院として泌尿器がんに対する標準治療(手術・放射線・化学療法など)を全て提供できる体制を整えています。

当科では、全ての泌尿器がんに対し、「精度の高い診断とリスク評価に基づく過不足のない必要十分な治療」と「低侵襲で、臓器温存・機能温存を目指した根治的治療」をモットーに診療を行っており、安全性・根治性・低侵襲性・Quality of life(生活の質)の点で良好な治療成績を得ています。当科の特徴的治療は以下の通りです。

治療

1)ロボット支援手術(ダ・ヴィンチ Xi)〜最新型マルチポート手術支援システムによる高精度な低侵襲・根治的・機能温存手術

対象:前立腺がん(前立腺全摘除)、腎がん(腎部分切除・根治的腎摘除)、膀胱がん(膀胱全摘除+尿路変向)、腎盂尿管がん(腎尿管全摘除)

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2) 浸潤性膀胱がんに対する4者併用膀胱温存療法

対象:転移のない筋層浸潤性膀胱がんのうち、がんが広範囲でなく、膀胱の壁の部分的な切除が可能な部位(膀胱頚部を除く部位)にあるもの

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3) 腎がんに対するロボット腎部分切除~最大限の腎機能温存を目指す無阻血・無縫合腎部分切除

対象:原則的にサイズが4cm以下の腎腫瘍(低腎機能の方や腫瘍の位置や形状によっては4cm以上のサイズでも対応可能です)

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4) ロボサージャン・ガスレス・シングルポート手術~ロボット支援手術の利点を備え、安全で、体にやさしい先端型の低侵襲手術(3D・ヘッドマウントディスプレイシステムによる高精度・ミニマム創内視鏡下手術)

対象となる疾患(術式):膀胱がん(膀胱部分切除・膀胱全摘除)、腎盂尿管がん(腎尿管全摘除)、腎がん(腎部分切除・根治的腎摘除)前立腺がん(前立腺全摘除)副腎腫瘍(副腎摘除)後腹膜腫瘍(後腹膜腫瘍摘除)

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5) 腹腔鏡手術〜3D高精細内視鏡システムによる安全で体にやさしい低侵襲手術

対象:腎がん(腎部分切除・根治的腎摘除)、腎盂尿管がん(腎尿管全摘除)、副腎腫瘍(副腎摘除)、後腹膜腫瘍(後腹膜腫瘍摘除)

その他、泌尿器良性疾患の診療も行っています。ただし、破砕を必要とする尿路結石や、小児泌尿器科・男性不妊等の専門診療が必要な患者さんには、専門施設を紹介させていただきます。