駒込病院脳神経内科の特徴
都立の総合病院としては早くから神経内科診療を開始しています。発足当初より臓器別あるいは疾病別に分化した高度専門科、特に内科診療科、神経科、感染症科、化学療法科などとの連携が密で、いわゆる内科神経学の視点から診断治療を行っています。当科は3名の日本神経学会認定神経内科専門医を擁しており、同学会教育病院に認定されています。
- 1.進行性多巣性白質脳症(PML)などの神経感染症、多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)、抗MOG抗体関連疾患(MOGAD)、重症筋無力症(MG)、慢性炎症性脱髄性神経炎(CIDP)、ギランバレー症候群(GBS)などの神経免疫性疾患を中心に、神経変性疾患など幅広く診療しております。
- 2.進行性多巣性白質脳症(PML)に関しては、情報センターを設置して、相談に対応し国内各施設より情報を集約して疫学研究を行っています。
3.多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)、抗MOG抗体関連疾患(MOGAD)の診療に実績のある経験豊富なMS専門医が、最新の知見をふまえ、患者様個人に最適な診療計画を提案します。
多発性硬化症(MS)とは?
視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)とは?
抗MOG抗体関連疾患(MOGAD)とは?<準備中>
上記疾患に関しては、PML/MS/NMOセンターを設置して、集約的かつ診療科横断的な診療を行っています。
4.当院は癌と感染症の高度医療サービスを行う特殊専門病院としての特徴があり、癌やエイズに合併する神経障害などを精力的に診ています。
5.神経疾患は長期療養になることが多く、地域医療システム(保健所、地域診療所、病院など)と連携した在宅医療に取り組み、特に神経難病では地区医師会と在宅難病訪問診療を行っています。
脳神経内科で扱う主な疾患
- 感染症
脳炎、進行性多巣性白質脳症(PML)、クロイツフェルト・ヤコブ病、レトロウイルス感染症(ハム、エイズ脳症)など - 神経免疫疾患
多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)、抗MOG抗体関連疾患(MOGAD)、重症筋無力症(MG)、慢性炎症性脱髄性神経炎、ギランバレー症候群など。 - 中枢神経変性疾患
パーキンソン病、進行性核上性麻痺、脊椎小脳変性病、ハンチントン病、認知症など - 神経筋疾患
運動ニューロン病、多発ニューロパチー、進行性筋萎縮症、周期性四肢麻痺、多発性筋炎・皮膚筋炎など
- 感染症
- MS/NMOSD/MOGADに関するお問い合わせ