総合内科

診療の特徴

幅広い健康問題に対応し、患者さんの心理・社会状況にも配慮した「総合診療」の理念を堅持し、一般的な内科疾患について、新しい知見や根拠に基づいた医療を提供する総合内科(general internal medicine)として機能することを目指しています。
総合内科として独立してはいませんが、それぞれの医師が診療し専門の医師への橋渡しを致します。
すぐに診断がつかない場合においても、症状等から検査を行い診断を考え、症状改善に向かうように患者さんと共に治療を考えていきます。

対象疾患・治療について

発熱・腹痛・下痢・せき・たん・しびれ・めまい・貧血等の健康診断での異常・その他、対象とする臓器・領域を特定せずに内科一般診療に対応いたします。
感染症一般・日常的な高頻度疾患・生活習慣病などに対応いたします。専門的治療を必要とする疾患が判明すれば、各専門科での治療となります。
診断のついていない体調不良や検査異常などについて広く診療し、「内科診断学」をひとつの専門としています。
原因不明の発熱のほか、感染症診療にも重点的に取り組んでおり、HIV感染症、海外旅行後の発熱、性感染症などについても対応いたします。
入院患者さんの感染症に関する院内コンサルテーションや抗菌薬の適正使用についての教育活動もおこなっています。
排菌のある肺結核にも対応しています。(呼吸器内科のページを参照ください。)
精神科や患者地域サポートセンターと連携し、高齢患者さんの「総合的な機能評価」「療養の相談」も重視します。
精神科での専門的治療が必要なご病状の患者さん(摂食障害・心因反応など)の入院・外来診療は、精神科と共同して診療にあたります。
褥瘡に対しては形成外科、栄養サポートチーム等と連携して診療しております。

診療実績

新型コロナウィルス感染症(COVID19)に関しては、国内発生の当初より、結核病床を感染症病棟として診療にあたってきました。2021年は300例以上の患者さんの治療にあたりました。
「松沢病院発!精神科病院のCOVID-19感染症対策」(新興医学出版社)に当院の取り組みが紹介されています。

 

・脱水症、電解質異常
・甲状腺疾患を含む内分泌疾患
・薬物中毒
・横紋筋融解症
・肺塞栓症
・褥瘡、皮膚潰瘍、熱症(形成外科と共同して診療します)
・不明熱