センター長からのごあいさつ
産科部門では年間800件前後の分娩に対応し、都内全域を中心に、近隣県からの搬送を含め年間200件前後の母体搬送を受け入れています。母体搬送受入件数は都内では毎年上位3本の指に入ります。
また、2010年より地元の豊島区、文京区の産婦人科医療機関と連携し、妊婦健診や通常分娩は地元の産婦人科施設で、ハイリスク分娩や手術は当院で行うという役割分担を定めた「産婦人科地域医療連携システム(大塚モデル)」を構築し、運用しています。新生児部門でも総入院数は毎年500名前後で、出生時体重1,000g未満の超低出生体重児(都内全体の約1割を受け入れています)と1,000~1,499gの極低出生体重児の入院が30~40名前後あり、同じく30~40件前後の児搬送を受け入れています。
当センターの特徴は、周産期部門はもちろん、他の診療科や他職種とのコミュニケーションが極めて良好で、超緊急帝王切開や母子の各種合併症などにも十分に対応可能となっています。また、多くの診療科に周産期関連疾患を得意とする指導医クラスが在籍しており、総合病院の機能を十分に発揮した医療を提供しています。今後、さらなる安心、安全な信頼される周産期医療を目指していく所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
産婦人科部長からのごあいさつ
大塚病院産婦人科では、MFICU9床・一般産科病棟41床で産科医療を行っています。
助産師・看護師は総勢64名で行動的な若手から経験豊富なベテランまでそろっています。技術力の高いアドバンス助産師は37名働いています。
医師も研修医からベテランまでの6~7名で1チームを編成し、計2チームで協力しながら診療を行っています。
夜間・休日も妊婦の急激な変化に対応できる体制を維持しており、救急患者の診療も積極的に行い、患者のみなさまに安全で充実した医療を提供できるように努力しています。
新生児科医長からのごあいさつ
新生児科はNICU(新生児集中治療室)15床とGCU(新生児治療回復室)30床の計45床を担当しています。医師スタッフは15名で3チームに分かれて診療しています。看護スタッフはNICU、GCU別々の看護単位で合わせて65名在籍しています。またお子さんの入院生活を支えるため、臨床心理士や病棟薬剤師、医療ソーシャルワーカーなども配置されており、小さく未熟な状態で生まれたお子さんや、様々な疾患を有するお子さんの治療を責任をもって行えるよう体制を整えています。2022年の大規模改修でNICU/GCUも新しく生まれ変わりました。今後も皆様に信頼される医療を提供してまいります。
新生児科医長 大橋 祥子