About Nurses看護職員紹介
2年目看護師
2年目になると患者さんの入院から退院までを担当する担当看護師として関わることができます。担当看護師は、患者さんやご家族の思いを聴きその方の病状やADL、退院に向けた目標や不安などに寄り添い、必要な看護を考え実践していきます。1年目の頃に比べ自分が主体となって看護に取り組むことができるため、自分が考えた看護を実践し、その方が望む生活に少しでも近づくことができた時は大きなやりがいを感じます。技術や日々の業務も段々と自立していき、周りから任されることが増えたことで病棟スタッフの一員として働けていると感じられ、とても嬉しいです。
ママさん看護師
入職10年目に妊娠·出産し、子どもが1歳を過ぎた4月に復帰しました。約2年のブランクがあったので不安でしたが、神経内科病棟で面識のあるスタッフや以前に関わったことのある患者さんもいたので、いつの間にか緊張はなくなっていました。最初は保育園からの呼び出しや、子どもの体調不良など、お休みをいただくこともありましたが、病棟内でも温かくサポートしてくださり、家族の協力も受けながら、働くママ生活も軌道に乗ってきました。勤務形態や看護休暇など、状況に応じて相談できるのでとても助かっています。仕事があることで、子どもと向き合える時間の大切さを実感し、子どもがいることでメリハリを付けて働くことができていると感じています。
摂食嚥下認定看護師
私は、摂食嚥下障害看護認定看護師として、患者さんの口から食べることを支援しています。
口から食べることは人間の基本的な欲求のひとつで、栄養を摂るだけでなく、味や食感を楽しむ、季節を感じることにもつながります。しかし、神経筋難病の患者さんは摂食嚥下障害が出現することが多くあります。摂食嚥下障害のある患者さんに、口から食べることを支援するためには、看護師としてアセスメントを行ない、誤嚥・低栄養・脱水のリスクを回避することと、患者さんの強みを理解することが大切です。ひと匙を安全に、味わって嚥下できたとき、摂食嚥下障害看護の道を志してよかったと感じています。これからも、患者さんが、食べる力を最大限発揮できるように支援を行っていきたいと思います。認定看護師
神経病院には日本看護協会が認定した認定看護師が6名在籍し活動しています。
在籍する認定看護師は、「感染管理認定看護師」「クリティカルケア認定看護師」「在宅ケア認定看護師」「摂食嚥下障害認定看護師」「認知症看護認定看護師」「皮膚・排泄ケア認定看護師」の6分野です。患者・家族によりよい看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら認定看護師の3つの役割「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めています。
また、対象は院内に限らず、あらゆる場で看護を必要とする方を対象としており、院外での研修(講師)やコンサルテーション等にも対応しています。
難病看護師
神経病院には日本難病看護学会認定の難病看護師が在籍し、令和3年度には7名が見事認定試験に合格しました。現在、23名の難病看護師が活躍しています。
今年度は、
①人材育成 ②呼吸ケア ③コミュニケーション ④緩和ケア ⑤遺伝カウンセリング の5つのグループで活動し、神経難病患者さんに、より専門的な看護を実践しています。
また、院内外での学習会などを行い、看護の質の向上に貢献しています。
クリティカルケア認定看護師
実施できる特定行為区分
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
- 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連
- 動脈血液ガス分析関連
- 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈カテーテル管理)関連
ICUでは24時間患者さんの状態に合わせて、人工呼吸器の設定変更などタイムリーに実施できることが大きなメリットになっています。また、医師が他の患者さんの対応等ですぐに来れない時にも実施ができるため、患者さんの負担軽減につながることに加えて、「待つ時間がなくて助かります」などスタッフからも感謝の言葉があり、やりがいにもなります。
特定行為の内容によっては自身の経験値が異なってくるため、安全に特定行為を実施するために、日頃から自己研鑽を積み重ねることを心掛けています。所属するICUで実施することがほとんどですが、特定行為および認定看護師の活動日などで病棟をラウンドし、医師から直接依頼を受けて、病棟で動脈血液ガス採取をしたり、人工呼吸器設定の変更をすることもあります。神経病院では神経難病の疾患から人工呼吸器を装着している患者さんの入院が多く、今後更にニーズは増えるのではないかと考えています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
実施できる特定行為区分
- 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連
- 創傷管理関連
現在、院内の褥瘡管理者として、褥瘡や創傷ケア、失禁ケアに関する予防的・治療的なスキンケアを専門に活動しています。褥瘡や創傷は、重症化すると壊死組織を伴う事があり、治癒するためにはこれを取り除く必要があります。
私は、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の他、創傷管理関連である、「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」「創傷に対する陰圧閉鎖療法」を取得しました。院内では、主に、「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」を行っています。少しでも褥瘡や創傷が早く治るようタイムリーに関わり、医師や他職種と連携しながら重症化を予防していきたいと思います。