基本的な考え方
当院では、治療上輸血が絶対に必要と判断した場合には、輸血を行います。
輸血拒否をする患者やご家族よりどのような承諾書・免責書をご提示いただいても、絶対に輸血を行わないという確約はいたしません。
しかし、宗教上の理由により輸血を拒否する患者とそのご家族の意思に配慮し、十分な対話をして寄り添い、輸血を回避できる可能性についても考慮し、可能な限り輸血を行わない治療を行う努力をします。
この考え方は、宗教的輸血拒否に関する合同委員会(日本輸血・細胞治療学会・日本麻酔科学会、日本小児科学会、日本産婦人科学会、日本外科学会の医療関連5学会および法律・マスコミの代表を含む)が公表した『宗教的輸血拒否に関するガイドライン』(2008年1月)や、『東京都立病院倫理委員会報告 宗教上の理由による輸血拒否への対応について』(2011年1月)に沿ったものです。