総合診療科 診療内容

診療内容

令和4年度の運営状況

 小児科専攻医は1年目9人、2年目7人、3年目8人(+慶應大学から1年間1人)、4年目1人だった。専任スタッフは、部医長5人、医員2人、サブスペシャルティレジデント2人であり、その他専門診療科から3人の兼任スタッフがいる。

 週2回の症例カンファ、4月に集中的に行うマニュアル勉強会の他に、各専門診療科による週1回のコアカリキュラム勉強会を開催している。年5回の都立病院小児科onlineカンファ、年1回の国立成育医療研究センター、埼玉県立小児医療センターとの合同勉強会も定着し、若手スタッフを中心に小児科専攻医が主体的に行っている。

外来

総合診療科予約外来:月曜日から金曜日の午前
総合診療科共通枠:月曜日から金曜日、午前・午後
ER:救命救急科と総合診療科のスタッフで指導医を担当し、小児科専攻医や救命救急科の研修医の診療を指導している。
けいれん発達外来:月曜日午後
尿路感染症外来:火曜日午後
川崎病外来:金曜日午後
二分脊椎移行外来
外来患者数:28,780人、紹介:1,694人(総合診療科及びER)
近隣8市以外の紹介が半分強を占める。

入院

 2,083人の新入院(内、紹介患者494人)であり、7年ぶりに2,000人の大台を突破した。平均在院日数は7.0日、1日平均40.2人の患者を主科として診療した。

 新型コロナ感染症関連は414症例(COVID-19 396症例、同濃厚接触18症例。親子入院の親9症例を含む)を総合診療科が主科で管理した。RSウイルス感染症は122症例で、RSウイルス感染症や他の呼吸器感染症と新型コロナ感染症第7波が重なった7~9月には、月平均で45-50床(病床定数44床)を管理した。

 当科の症例は基礎疾患を有する患者の割合が比較的高く、胃管などの消化器系や気管切開などの呼吸器系に何らかのデバイスを必要とする患者がおよそ3分の1を占める。神経系疾患(242例)・川崎病(110例)などは例年と同等だった。他診療科の症例の全身管理などを目的とした多くの併診を担当した。

論文・学会発表

査読のある論文の筆頭著者:12件
学会・研究会での発表:8件

指導医・専門医資格(専任スタッフのみ)

日本小児科学会認定指導医5人、専門医7人
専任スタッフの所有指導医・専門医・認定医資格として以下のものがある。
日本腎臓学会専門認定医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医、
日本腹膜透析医学会認定医、日本アレルギー学会認定専門医、
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医