DPC特定病院
- 当院は大学病院本院に準じた診療レベル(「診療密度」「医師研修の実施」「高度な医療技術の実施」「重症患者に対する診療の実施」)を有しているとして厚生労働省より「DPC特定病院群」に指定されています。
- 32診療科、756床を持ち、小児科を除く(同じ建物内に東京都立小児総合医療センターあり)殆どの領域の専門診療を行っています。
- 併存疾患(高血圧、心房細動、糖尿病、脳梗塞、緑内障等)をお持ちのがん患者さんに対する、周術期(手術に加えてその前後の期間)の専門的診療が可能です。併存疾患により、がん専門病院で手術を行うことが難しいとされた患者さんでも、当院で手術が可能となる場合があります。
- がんの診療を受けている患者さんの夜間・休日の急な病状の悪化に対してはERや救命救急センターで対応しています。
- 多摩地域の住民の皆様に、自宅の近くで大学病院本院に準じた高度医療を提供します。
ロボット支援手術
ロボット支援手術は、医師がコントローラーを使いロボットアームの先に装着された器具を遠隔操作して進める手術です。
手術用ロボットには多くの種類(機種)があり、当院は世界中で最も普及しかつ歴史のあるインテュイティブサージカル社製のda Vinci(ダビンチ) Xiを2台保有しています。
当院では消化器・一般外科、泌尿器科、産婦人科、呼吸器外科の4診療科がロボット支援手術を実施しています。
- 食道がん、胃がん、膵がん、大腸(結腸・直腸)がん、肝臓がん、胆道がん、肺がん、前立腺がん、膀胱がん、腎がん、子宮(体・頸)がん、卵巣がんの手術に、積極的にロボットを使用しています。
上記4診療科には合計8名のロボット支援手術認定プロクター(指導者)が在籍し、安全な手術が行われるよう、指導・監督しています。
- 詳細は「ロボット支援手術について」のページをご覧下さい。
最新の放射線治療
- 放射線治療部門専任の医師が3名常勤しています。
- 放射線治療を新たに受けられる患者さんは年間約700例、放射線照射の件数は1日平均約60例と非常に多いです。
- 腔内・組織内照射も年間約110件(約30人の患者さん) と非常に多く行っています。
- 当院は以下の最新の放射線治療装置を有しています。
- 外照射装置:True Beam、Clinac iX
- 強度変調放射線治療(IMRT)や強度変調回転放射線治療(VMAT)等の高精度放射線治療が可能。
- 密封小線源治療装置:マイクロセレクトロンHDR
- 通常の腔内照射に加え、組織内針を挿入する組織内併用腔内照射が可能。治療室内にCT、超音波装置等が完備されており、挿入器具の位置確認や治療計画のために別室に移動する必要がない。
- 外照射装置:True Beam、Clinac iX
- 当院の治療内容の特徴や詳細は放射線科・放射線治療部門のページをご覧下さい。
外来化学療法センター
悪性腫瘍に対する殺細胞性抗がん剤、免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬、生物学的製剤などを用いた治療、自己免疫疾患にたいする生物学的製剤を用いた治療、血液疾患などに対する血液製剤の投与、を外来で行うことを目的とした治療室です。
電動リクライニングチェア45床で稼働し、年間約10000件の治療を行っています。2023年3月にリニューアル工事が行われ、快適な環境で治療を受けて頂くことができます。
- 診療科医師、がん化学療法看護認定看護師・特定行為看護師、薬剤師、栄養士など多職種・多部門が連携して、安全かつ安心な治療を提供できるように努めています。
詳細は外来化学療法センターのページをご覧ください。
原発不明がん・希少がんセンター
- 原発不明がんとは,「十分検査したにもかかわらず原発巣が不明で転移巣のみがわかっている悪性腫瘍」、希少がんとは「人口10万人あたりの年間発生率が6例未満の悪性腫瘍」と定義され、その頻度の少なさから診断や治療に難渋するケースが多くみられます。
当院では2024年6月、原発不明がんや希少がんなどの悪性腫瘍の診断や治療で難渋する患者さんの診療・セカンドオピニオンを行うことを目的として当センターを立ち上げ、近隣地域の医療機関からの患者さんの御紹介を受け付けています。
- 診療は、当院の薬物療法専門医・指導医をはじめとしたがん診療の経験が豊富な医師の他、がん研究会有明病院総合腫瘍科部長の高橋俊二先生、東京都立広尾病院前副院長の前田義治先生が担当いたします。
詳細はチームオンコロジーのページをご覧ください。
がんゲノム診療
- がんゲノム医療は、がん細胞に起きている遺伝子の変化を調べ、患者さん一人ひとりの特徴に合わせた治療を行う医療で、そのために行う検査をがん遺伝子パネル検査と呼びます。この検査でがん細胞のゲノム情報を詳細に解析することで、個々の患者に適した治療法の選択が可能になります。
- 当院はエキスパートパネル実施可能がんゲノム医療連携病院に指定されており、地域のがん診療に貢献できるよう、地域の医療機関よりがん遺伝子パネル検査実施目的のご紹介をお受けいたします。
詳細は「チームオンコロジー」の「がん遺伝子パネル検査について」のページを参照ください。
- お問合せ
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〒183-8524
東京都府中市武蔵台2-8-29多摩総合医療センター電話:042-323-5111