放射線治療
放射線治療とは?
がんは1981年以来日本人の死亡原因の第1位となり、現在は全死亡者数の3人に1人ががんで亡くなっています。しかし、近年の診断技術、治療方法の進歩により、がんを克服する人が増えていることも確かです。
がん治療の3本柱の1つである放射線治療も、がん組織に集中的に放射線を照射し、周囲の正常組織への照射をできるだけ抑え副作用の少ない、がん治療の可能性を高める技術が進歩してきています。
放射線治療の流れ
1.診察
放射線治療医師が診察を行い、種々の検査結果などを参考にして治療方針を決定します。
2.治療計画
多列検出器CTなどを使用し、治療位置の確認を行います(約20分程度)。得られた画像情報を基にして治療計画用コンピュータを用い、実際に照射する前に最適な条件・範囲・方向を決めます。
3.放射線の照射
直線加速器の寝台に寝ていただき、毎日同じ部位に的確に照射を行います(約2~3分程度)。照射中は何も感じません。(また、照射の回数は病状・照射方法などにより変わります。詳しくは治療担当医師にお尋ねください)
4.経過観察
照射中には最低でも週に一度は治療医の診察があります。照射終了後にも定期的に治療医師の診察があります。また、お気軽に治療室の技師・看護師にもご相談ください。
ご紹介・ご予約方法等について
- 紹介状の宛先について
放射線治療(楠田医師、佐藤医師)宛てに紹介状のご記入をお願いいたします。
- 予約方法
通常の診療と同様、紹介状をお渡しいただき、予約専用電話にお電話の上、診療日時をご予約下さい。
予約専用電話:042-373-5489(ゴヨヤク)
診療予約は、医師からでも患者さんからでもおとりいただけます。 - 入院について
放射線科は、入院患者を受け持ちません。
入院が必要な場合は、該当診療科を受診していただき、放射線治療担当医に放射線治療オーダを依頼することとなります。 - 放射線治療に関する問い合わせについて
放射線治療について、ご不明な点、ご相談がございましたら、放射線治療室までお問い合わせください。
電話:042-338-5111 (内線)2187 放射線治療室