シニアレジデントインタビュー vol.2 <広尾病院循環器科4年次 竹田 康佑>
広尾病院を研修施設として選んだ理由は何ですか?
広尾病院は東京ERとして都内のERを担う3次救急病院であり、幅広い患者様が来院され、様々な症例が経験できると考えました。また、病院の雰囲気も非常によく、充実した研修を行えると感じ、当院を研修施設として選びました。
広尾病院循環器科の特徴や魅力を教えてください。
当院の循環器科の後期研修の魅力は、なんといってもスタッフの人数が豊富で、雰囲気が良いことです。診療で悩んだ際は虚血、不整脈とも気軽に上級医に相談することができ、安全に診療を行うことが可能です。循環器疾患は対応の遅れが致命的な結果となってしまうため、特に初期研修医を終了したばかりの時期は、上級医の先生方のバックアップが本当に支えになりました。
実際に研修を始めてみてどんな感想をお持ちですか?
実際に後期研修医がPCIやカテーテルアブレーションの術者となる機会も豊富です。自分にチャンスがまわってくることで、勉強にも身が入るため、充実した効率の良い研修ができています。また、学会活動や論文作成も活発に行っております。日本循環器学会総会には後期研修医はもちろんほぼスタッフ全員が毎年演題を提出しておりますし、虚血・不整脈ともに学会発表のチャンスが年に複数回あります。日常診療に平行して学会発表や論文執筆に取り組むことはもちろん大変ですが、若いうちからたくさんの学会発表を経験することで、プレゼンテーションの能力を高める事が出来ます。後期研修医のうちに英語論文を複数提出される先生もいらっしゃいます。
研修における指導内容はいかがですか?
当科には積極的に若手に手技をやらせようという雰囲気があります。行った手技については上級医の先生からの振り返りが必ずありますし、また、毎週シネカンファレンスなどでもレビューを行っており、非常に勉強になることが多いです。
職場環境や働きやすさはいかがですか?
広尾病院は様々な科があり、科の垣根も非常に低く、困ったときにはすぐに相談でき、とても助かっております。また、コメディカルの方も優しく、とても働きやすい環境です。
新型コロナウイルス感染症対応では、シニアレジデントがどのように関わっていますか?
当院は基幹災害拠点病院であり、新型コロナウイルス感染症に対して病院全体で対応しております。時にはシニアレジデントも最前線に立って治療を行うこともありますが、今後新型コロナウイルス感染症への対応はどの病院でも必須になってくると考えられ、貴重な体験をしていると感じています。
新型コロナウイルス感染症対応によって、後期専門研修への影響はありますか?
都立病院は重点的に新型コロナウイルス感染症に従事しており、研修への影響はゼロではありませんでしたが、その際には多くの関連病院があり、他院での研修も行うことができ、充実した経験ができました。
広尾病院で研修を考えている先生へのメッセージをお願いします。
当科での研修ではよい雰囲気の中、力を高める事が可能です。ぜひ当科での後期研修をご検討ください。
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