業務内容
医師 、臨床検査技師で運営しています。
検体検査は、外来患者と入院患者を合わせて約1000名の検査を行っています。
部門と検査内容の概要は以下のとおりです。
1 一般・血液・生化学・免疫血清検査(ブランチラボ SRL):管理医師1名、臨床検査技師20名
1)一般:尿、糞便、穿刺液等の検査
尿中の細胞などを観察します
2)血液:血算、凝固、骨髄穿刺液等の検査
血液中の赤血球や白血球の数などを測定します。
3)生化学検査
肝機能・腎機能・腫瘍マーカーなどを測定します。
4)免疫血清
ホルモン検査・ウイルス抗体などの感染症検査を行います。
2 臨床微生物科:医師1名、臨床検査技師9名
- 一般細菌、結核菌、真菌の分離培養、薬剤感受性試験、感染症迅速検査、β-Dグルカン測定検査
- 遺伝子:リアルタイムPCR法による自動測定機器にて抗酸菌・HBV・HCV・HIVの検査
3 生理機能検査系:医師1名、臨床検査技師19名
- 心電図:12誘導心電図、運動負荷心電図、ホルター心電図、24時間血圧測定
- 血圧脈波検査
- 呼吸機能
- 超音波:心臓、腹部、乳房、血管、甲状腺、その他の体表臓器
- 脳波
- 神経機能:聴性脳幹反応、体性感覚誘発電位、視覚誘発電位、自律神経機能検査、針筋電図、末梢神経伝導検査
- 平衡機能:重心動揺
- 尿素呼気試験
- 簡易型終夜睡眠ポリグラフィ
- 聴力検査
- 各種手術中モニタリング
4 外来患者採血業務:臨床検査技師4~6名、看護師3名
- 外来患者約500名の採血を午前8:30から行っています。
- 外来化学療法患者の検査結果までを迅速に対応する様、心がけています。
5 検査の質の向上と臨床支援
- 精度管理調査:検査結果の保証を得るために内部精度管理や外部機関による精度管理を受審し、検査結果の精度・基準を維持するとともに、他施設との互換性を保っています。
- 専門認定資格者:各専門分野の学会で認定された専門認定資格者がおり、日常検査での経験と学会や研修会での研鑽を重ねています。
- 臨床支援:糖尿病療養指導やICT(感染管理チーム)、AST(抗菌薬適正使用チーム)、NST(栄養サポートチーム)のメンバーとして、臨床支援をしています。また、心臓カテーテルや脳外科術中の各種モニタリング業務などに積極的に取り組んでいます。感染症情報として「感染症発生動向」や検査に関する情報等の「検査科情報誌(CLIP)」を発行しています。