当科では、胃がんを中心に、良性、悪性を問わずさまざまな胃疾患(胃悪性リンパ腫、肉腫、粘膜下腫瘍など)および胃に関連する周囲臓器の治療を行なっています。
診断、治療の流れ
現在まで5000症例以上に及ぶ豊富な治療経験や最新の技術を駆使して、消化器内科、内視鏡科、化学療法科、放射線診断部、病理科など各専門医との合同検討会(キャンサーボード)を開催することにより、的確な診断をおこない、患者さんにあった専門医療を提供するよう心がけています。
治療相談
胃切除に不安のある方、他の病院での説明だけでなく意見を聞きたい方(セカンド・オピニオンの希望)のご相談を受け付けています。また、他の病院で治療が困難といわれた方もお気軽にご相談ください。
標準治療
“標準治療”とは、科学的根拠に基づいた観点で信頼性の高い、最良の医療であり、保険診療で受けることができる治療法です。
現在受けることのできる標準治療は、研究、開発の積み重ねによって築かれたものです。今後のより良い治療の確立を目指し、”臨床試験”や”治験”などが行われています。
治験、臨床試験
一般に人(患者さんや健康な人)を対象とした治療を兼ねた試験を「臨床試験」と呼びますが、そのうち、「新しい医薬品や医療機器の開発」の為の「臨床試験」を「治験」(治療試験)と呼びます。
臨床試験や治験に参加するには、病状や体調等が一定の基準を満たしている必要があり、すべての患者さんが参加できるわけではありませんが、患者さんによっては非常に有効であることも少なくありません。当科は、さまざまな臨床試験や治験を実施・分担してきていますので、担当医からご案内する場合もありますが、お気軽にご質問してください。