クリニカル・パスとは
クリニカル・パスとは、疾患別・処置別に、患者さんに対するケア内容を縦軸、時間の経過を横軸にとったスケジュール表のことです。
なお、入院時等、このクリニカル・パスに基づく入院診療計画書を患者さんにお渡ししていますが、その中には、入院から退院までの検査や治療等のスケジュール以外に説明や目標も記載されているので、患者さんがご自身の治療内容や注意点を把握することができます。
クリニカル・パスの導入効果
- 医療の質の向上
標準的な治療計画が明示されるため、主治医の違いによる治療のばらつきをなくすことができ、治療の標準化と均質な医療の提供が可能となります。
- インフォームドコンセントの充実
診療についての先の見通しが立ち、スケジュールに沿って診療が進むため、患者さん自身が診療に主体的に参加できるようになります。
- 医療事故の防止
診療内容が明確になるため、結果的に医療事故の防止に繋がり、より安全な医療を提供できるようになります。
- チーム医療の強化
多職種で情報の共有化が図られ、職種を超えたチーム医療を促進する効果があります。
当院の代表的なクリニカル・パス
- 精神科 アルコール依存症(回復期)患者用パス(PDF 527.6KB)
- 精神科 アルコール依存症(離脱期)患者用パス(PDF 511.4KB)
- 精神科 気分(感情)障害 患者用パス(PDF 479.4KB)
- 思春期・青年期 患者用パス(PDF 475.6KB)
- 精神科 地域定着パス 患者用パス(PDF 472KB)
- 精神科 統合失調症 患者用パス(PDF 482.8KB)
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