脳神経外科

診療内容・特色

脳神経外科は、地域医療を担う病院として、都民の方々に対して一般的な脳神経外科疾患の診断や治療を行っています。また、在留外国人、海外からの訪日患者さんに対して、英語での診療が可能です。当院の強みである精神疾患をもつ患者さんにおける脳神経外科的併発症にも対応しています。
特に、救急隊からの収容要請に対しては、1次救急の患者さんを中心に積極的に受け入れを行っております。また、診察日以外でも近隣クリニックならびに患者さんからの救急受診の依頼に対しては、当院の救急外来ならびに医療連携室と密接に連携して、可能な限り診察を行っています。
当科では、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、頭部外傷、ボトックス注射治療の対象とする不随意運動疾患(遅発性ジストニア、痙性斜頚、眼瞼けいれん、顔面けいれん、成人の上肢痙縮・下肢痙縮、原発性腋窩多汗症)、てんかん、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫、頭痛、意識消失、失神、意識障害、めまい、ふらつきなどの診療を行っています。
当院は、CT、MRI/MRA、脳血流検査、頸動脈エコー、脳波検査(通常の脳波検査に加えて、32チャンネル・多チャンネル脳波を含む)、神経伝導速度検査、筋電図などの検査設備もととのっており、院内の脳神経内科、内科、精神科、放射線科、リハビリテーション科などとの協力のもと総合的な診療が可能です。
てんかんに対しましては、必要に応じて、脳CT・MRI検査や多チャンネル(32チャンネル)脳波記録や核医学検査を行い、その結果をもとに松尾(てんかん専門医)が診断、治療を行います。

<多チャンネル脳波記録>

ウエーブガード脳波キャップ電極カタログより

他の脳神経外科施設とも密に連絡をとっており、特殊または高度な治療が必要な患者さんを適切な医療施設を紹介させて頂くなど、柔軟に対応しています。