近年、当センターでは重症呼吸不全に対する体外式膜型人工肺(いわゆるrespiratory ECMO)を積極的に導入しており、多くの救命症例を積み重ねてきました。多職種スタッフによるECMOチームを院内で立ち上げ、世界基準のECMO機器・管理法など吟味を重ね、より長期安全管理を可能にするような体制作りが整えられています。また、海外で一流のECMOセンターであるKarolinska大学病院やGlenfield病院に当センタースタッフを研修派遣し、最先端の管理方法を学び持ち帰り、施設としての習熟度向上も常に図っております。VV-ECMOをはじめとして敗血症性ショックへのVA-ECMO、さらにはVAV-ECMOなどのhybrid ECMOも導入しております。
COVID患者へのECMO導入(50例)
現在のCOVIDに伴う重症肺炎に対する支持療法として呼吸ECMOの有用性は高いものとされています。日本COVID-19対策ECMOnetにおいても本邦では600例近くの患者にECMOが導入されていることが報告されております。ウイルス性肺炎は一般的には肺障害が可逆的の場合が多く、ECMO適応となります。確実な治療薬が確立されておらず、ワクチンも開発されていない現状ではECMOによる重症呼吸不全への時間稼ぎは自己肺の改善に大きく貢献し得ると考えられます。
当ECMOセンターでは現在まで5年間の呼吸ECMO診療により100例を越える呼吸ECMO症例の経験を有し、2019年の呼吸ECMOの救命率は90%を越え、全てが独歩退院という高いQOLを維持しての退院となっております。このような施設としての豊富な経験を踏まえて今回、40歳代から80歳代まで、合わせて50症例のCOVID重症肺炎患者についてECMO導入を行い救命率は70%であり、高い水準を維持しております。(2021年10月12日現在)
海外での研修や、海外のシミュレーショントレーニングのインストラクターの養成、様々なトレーニングコースを多くのスタッフが受講しています。また数多くのECMO国際学術集会にも参加しております。看護師も同様の教育を受け、ECMOに関する高い看護力を保ち、CEスタッフも様々なECMO装置や回路変更、24時間の管理に多大な協力、献身的な働きをしています。まさにECMOという究極のICU力が試されるチーム医療に多職種の貢献を頂いています。また救命症例の全例が独歩退院可能という高いQOLを維持すべくリハビリチームの介入も大きく貢献しております。我々は呼吸ECMO診療に軸足を置いており、臨床、教育、トレーニング、論文作成などECMOがある日常の中での活動に邁進しております。このようなECMOに特化した体制を平時から維持し続けており、今後のCOVIDの更なる重症化の波の場合には24時間、365日、ECMO適応患者の受け入れが可能です。
院内では隣接する都立小児総合医療センターの集中治療科の斎藤修部長及びスタッフらとも定期的に勉強会を重ね、症例を共有することで西東京におけるECMOセンター(小児は小児総合で成人は多摩総合で)としての役割を果たしております。
特に、ECMO導入後に早期に覚醒させて管理するawake ECMOには強く力を注いでおり、ECMO導入下における早期覚醒での経口摂取の確立、ADL向上を目的としたECMO下での早期リハビリテーション(立位歩行含めて)を真摯に取り組んでいます。実臨床、勉強会、シミュレーションなど含めて日常的にECMOに関わる環境を維持しています。また、近年は敗血症性ショックへのVA-ECMOの導入もtopicsになっています。心機能などを鑑みて適応を満たせば導入したいと考えています。
医療関係者の皆様へ
「西東京及び、東京における呼吸管理の最後の砦」としての役割を果たしたいと考えております。これまでに60件を超える病院間の重症呼吸不全患者搬送を、訓練された搬送専門チームでおこなっております。
また、要請元医療機関にECMOチームで出向いて、そこでカニュレーションを行ない、ECMOを確立させて当施設に搬送するPrimary transportも30件を超える経験がございます。特に、現在はECMO搬送に特化したECMOカーを導入し、24時間、365日のフルタイムでの対応を行なっております。我が国で最も搬送症例数が多く、経験豊富で、システムとしても確立されている、訓練されたECMO搬送チームと言えます。
重症呼吸不全で、高いPEEP、高いDriving pressure、高い酸素濃度という人工呼吸器条件での転院搬送は搬送中の心肺停止などの発生の危険性があります。そのため訓練された搬送チームによる搬送、またはECMOを導入してのECMO下搬送が安全であり推奨されます。
更にはECMO適応であるか否か悩ましい症例に関しましても。原則、当ECMOセンタースタッフが要請元医療機関に出向いて、患者診察、評価、主治医の先生方とのディスカッション、患者家族へのICなどをお手伝いして、適応の有無等を判断させて頂きます。
ECMO管理の環境を変える(Secondary transport)
近年は、多くのご施設で呼吸ECMOの新規導入が行われております。しかしながら、その後の管理等に難渋するケースもお有りかと思われます。そのような場合には、いつでもご相談頂ければ当センターでその後の管理を引き継がせて頂くことも十分に可能です。これをSecondary transportと呼び、経験豊富かつ管理の哲学が施設として確立しているようなECMOセンターへの転院により、治療の流れに変化が生じ得ることはしばしば経験します。治療の質の話ではなく、治療の癖、管理方法に関しても各施設でのバイアスが存在すると考えております。その打開策の一つにこのSecondary transportが挙げられ、端的に申しますと、「ECMO管理の環境を変える」ことに意義があると考えております。このSecondary transportに関しましても、当センターからECMO Carを使用してECMO搬送専門チームが出向きますので、いつでもご相談ください。
また、東京都内は勿論、近隣または遠方の都道府県からの広域搬送も受け入れさせて頂きますので、いつでもご連絡ください。
多摩総合ECMOセンター(東京都立多摩総合医療センター救命救急科)
従来の人工呼吸管理では救えそうにない重症呼吸不全患者のご紹介/ご相談に乗ります。
救命救急科宛 042-323-5111
当センターは、日本ECMOnetで中心的役割を担っている施設の一つで、日本集中治療医学会・日本呼吸療法医学会のECMOプロジェクト参加施設でもあります。欧米基準の最新のECMO装置を使用して、習熟した医師、看護師、臨床工学技士など多職種によるECMOチームを所有し、管理運営を行ない、様々な面でECMOに軸足を置いた日常を送っております。人工呼吸器での搬送が困難な場合には当方からECMOチームでカニュレーションに伺い、ECMO導入・確立後にECMO Carにチームが同乗して当施設に搬送いたします。
重症呼吸不全でECMOの適応を考慮したら
多摩総合ECMOセンターでは以下の[1.]~[5.]のフローで対応させて頂きます(24時間365日対応可能)。
まずは簡単な内容で構いませんのでご相談ください。
連絡先:042-323-5111(代表)
➡︎ 内線 4008 救急責任医または、内線 4524 清水(部長/センター長)を呼び出してください。
➡ 急がないご相談の場合には icu240024@yahoo.co.jp にご連絡ください。
1. ECMO適応と思われる患者様がいる旨をお伝えください。
連絡いただく目安として以下をご参照ください。
当院へ連絡していただく目安:
- 重症低酸素血症(Fi02 1.0でPaO2 <100~120)
- 持続する高CO2血症(pCO2 ≧80mmHg、またはpCO2 <80mmHgであっても循環動態が不安定)
- 高い人工呼吸器設定(FiO2 ≧0.6, PEEP ≧10)が48時間以上持続する低酸素血症、または単調増悪する場合
- 重症airleak症候群
- 自施設では治療の継続が困難である
- 既にECMO導入しているが管理に難渋している場合
- その他、相談が必要と判断される場合
2. 受諾の判断をします。
適応があると判断された場合には、速やかにECMOカーの出動準備を行い、要請から2時間以内の到着を目指します。
適応か否か悩ましい場合には、先遣隊として紹介元病院へ当院より医師を派遣し、後続隊としてECMOカーを出動します。
派遣メンバーは医師5名、看護師、臨床工学技師2名、救急救命士1名の多職種で構成され、訓練を受けているECMO搬送チームになります。
3. 患者様の情報をお送りください。
電話終了後、患者様の情報を患者情報記入フォームに入力いただくか、患者情報記入用紙(*)をFAXでお送りください。
*下のPDFアイコンをクリックすることで、ダウンロードできます。
4. 要請元病院でECMO導入および搬送の適応について判断する。
当院の派遣責任医は要請元病院へ到着後、診療情報や血液検査/画像検査所見、呼吸器設定、患者家族の意向などから、ECMO適応の判断を行います。判断の内容によって以下の場合分けが想定されます。
- ECMO下搬送が必須の場合
家族および紹介元病院担当医に、カニュレーションに関する同意書、また搬送に伴う同意書にサインをいただきます。
後続のECMOチームが、カニューレ、ECMO装置、移動式人工呼吸器、モニター、酸素ボンベ等を持参してきます。後続隊の到着までに家族へのIC、同意、主治医チームの同意を得て、輸血の準備(MAP 6単位)をおこない、右頸部、右大腿部をあけておきます。つまり同部位にCV等が挿入されている場合には他部位に移動させます。 - 人工呼吸器下のまま搬送可能な場合
家族および紹介元病院担当医に、搬送に伴う同意書にサインをいただきます。
当院から派遣した医師の判断により人工呼吸器での搬送に十分に耐え得るという判断が生じた場合に適応となります。その判断には十分なのり代を設けております。人工呼吸器搬送でも訓練を受けた搬送チームによる搬送がより安全であることは証明されております。 - 不搬送の場合
状態が悪すぎて、ECMO導入の適応外という判断の場合と、逆に状態改善を認めて当院への搬送適応外という可能性が想定されます。搬送の適応外となる理由を家族および紹介元病院担当医にICさせていただきます。
いずれにしましても、当院の医師がそちらに伺い、実際に患者様を拝見して、画像所見、経過等を拝見しなければ適応を決めかねるケースは非常に多いです。
適応外、空振りになることは、当院としても全く問題はございません。
ですので、お悩みの場合には躊躇なく、まずはご相談ください。フルタイム(24時間、365日)いつでも伺います。
宜しくお願い申し上げます。
5. ECMOの導入と搬送
当院の派遣責任医は要請元病院へ到着後、診療情報や血液検査/画像検査所見、呼吸器設定、患者家族の意向などから、ECMO適応の判断を行います。判断の内容によって以下の場合分けが想定されます。
- ECMO下搬送が必須の場合
- 人工呼吸器下のまま搬送可能な場合
- 不搬送の場合
ご家族の皆様へ
当ECMOセンターではセカンドオピニオンの外来を開設しております。呼吸ECMOに関する疑問やご質問、さらには他施設で呼吸ECMO治療を受けていて改善に乏しい場合や何かご相談したい場合、セカンドオピニオンを受けたいご希望がある場合には、まずは以下のメールにご相談ください。そこでご家族の来院による外来での対応日時等を決めさせて頂きます。
連絡先:icu240024@yahoo.co.jp
特にセカンドオピニオンに関しましては
- 現在、ECMO治療を受けている主治医の同意
- 主治医からの診療情報提供書と画像のCDRの提供
- キーパソンを含めたご家族の直接の来院(可能であれば複数のご家族)
以上が必須条件となり、当センターの外来での対応になります。
当センターにおけるECMOに関する学会発表・論文などの業績、トレーニング受講経験
清水敬樹
- ECMO in COVID-19 Pandemic, Japan Experience
AP-ELSO 2021 Conference - 重症COVID-19患者の感染管理:ECMO管理
第70回日本感染症学会東日本地方会学術集会 - 補助循環システムHLS Set Advanced-LTの治験結果報告と中長期使用人工心肺回路の今後の可能性
第43回日本呼吸療法医学会学術集会 ランチョンセミナー - 当ECMOセンターの病院間呼吸ECMO搬送の現状と課題
日本臨床救急医学会雑誌 2021;24:520-9 - わが国におけるCOVID-19へのECMO導入の現状と課題
Jpn J Respir Care 2021 特別寄稿 学会活動報告 - COVID-19重症肺炎への呼吸ECMOの総括
日本医工学治療医学会 37回大会 2021年 シンポジウム - Efficiency for ECMO in COVID-19
KSCCM-ACCC2021(日本-韓国 ジョイントコングレス) - 新型コロナウイルス(COVID-19)重症肺炎へのECMO導入20例における単施設の検討
日本集中治療医学会2021 パネルディスカッション(COVID ECMOの総括) - 重症COVID-19患者のECMO下に対する鎮静・鎮痛
日本集中治療医学会2021 ワークショップ(重症COVID-19患者の鎮痛・鎮静) - ICU management in the post-COVID-19 era
TSCCM-JSICM joint symposium 2021(日本-タイ ジョイントシンポジウム) - 新型コロナウイルス(COVID-19)重症肺炎へのECMO導入10例における単施設の検討
第58回日本人工臓器学会2020 シンポジウム - 新型コロナウイルス(COVID-19)重症肺炎へのECMO導入10例における単施設の検討
日本集中治療医学会関東甲信越地方会2020 シンポジウム - 重症COVID-19肺炎に対して呼吸ECMOを導入した単施設における10例の検討
ICUとCCU 44(11), 691-696, 2020 - ECMOは誰に、いつ、誰が、どこで行えば良いのか?
第42回日本呼吸療法医学会2020 シンポジウム - ECMO実践ハンドブック 編訳 羊土社 2020
- 安全なECMO搬送を目指して
関東呼吸ECMO net懇話会2019・冬・特別講演 - 搬送時及びカニュレーション時のMEの役割
日本体外循環技術医学会大会2019・共催セミナー - 低体温症へのECMOは場合分けが必要である
日本救急医学会総会2019・徹底討論 - Euro ELSO2019報告 ECMO Nurseは必要か否か
関東呼吸ECMO net懇話会2019・夏 - ECMOの基礎- ECMOビギナーに必要な基礎知識
日集医総会2019・教育講演 - Mobile ECMOへの取り組みの現状と未来
日本救命医療学会2018・シンポジウム - Mobile ECMOに必要な機械・準備
日本呼吸療法医学会2018・シンポジウム - 重症外傷患者周術期におけるECMO管理
第37回日本臨床麻酔学会総会2017・シンポジウム - 東京消防庁と協働した重症呼吸不全患者に対するmobile ECMO 2症例の検討
プレホスピタル・ケア 第30巻第4号 - ECMO搬送と集約化
人工臓器 46第3号2017 - 各国の成人におけるECMOセンターの現状と日本のECMOセンター化への課題
日本医工学治療 28:174-181.2016 - Mobile ECMOの現状と今後
第54回 日本人工臓器学会 2016・シンポジウム - Respiratory ECMOの現状
第32回 日本人工臓器学会 教育セミナー 2016・教育講演 - ECMO治療中の鎮静・鎮痛・筋弛緩および覚醒に関して
救急・集中治療;26:1460-65.2014 - 重症呼吸不全には体外式肺補助(ECLA、ECMO)を用いる?
救急・集中治療;25:1067-77.2013 - 我が国の成人におけるECMOセンター構築の課題と問題点
日医工学治療2016・シンポジウム - 胸部外傷患者の呼吸管理(分離肺換気からECMOまで)
日本呼吸療法学会2014・教育講演 - 最先端のECMO管理について
城南インテンシビスト研究会2014 - ECMO: Extracorporeal Cardiopulmonary Support in Critical Care 4th Edition
日本語版 分担翻訳
萩原祥弘
- Tama-mobile ECMO retrieval teamの現状と課題
日本救急医学会総会2019 - 重症呼吸不全患者に対するECMOの有効性の検討 -単施設RCT-
日集医総会2019 - 重症呼吸循環不全に対するhybrid configuration ECMOの有効性の検討
第45回日本救急医学会総会2017 - Mobile ECMOシステム構築に向けたsimulation training
日救医誌2017;28:314-20 - 超高齢化社会におけるrespiratory ECMOの現状と課題
日本呼吸療法医学会2017・シンポジウム - Awake ECMOにおける食道内圧測定の有用性
日本呼吸療法医学会2017 - 高齢者に対するrespiratory ECMOの検討
日集医総会2017 - Respiratory ECMO集約化に向けたMobile ECMO teamのsimulation trainingと実働経験の報告
第27回日本経皮的心肺補助研究会 - ECMOセンター化及び集約化の鍵は搬送元へ出向いてのcannulation, mobile transportシステムの確立である
日救医総会2016・パネルディスカッション - Awake ECMOの適応と展望
日本呼吸療法医学会2016・シンポジウム - 2015年度のH1N1インフルエンザ肺炎へECMOを導入した1例
日本呼吸療法医学会2016・パネルディスカッション - ECMO Training Course at Karolinska研修報告と当院おけるECMO simulation training
日本呼吸療法医学会2016 - 西東京におけるECMOセンター設立に向けた当院の試み
日集医関東地方会2016講演 「私の意見」 - A weaning off index of respiratory ECMO
Euro ELSO 2016 - A report on a case of inducing VA-ECMO with an occurrence of massive air embolism during endscopic treatment
Euro ELSO 2015 - 上部消化管内視鏡処置中に空気塞栓を発症しVA-ECMO導入となった1例
日救医関東地方会2015 - 当院における呼吸ECMO人工肺交換のsimulation training
日集医総会2015 - 当センターにおけるRespiratory ECMO管理中の抗凝固療法の検討
日救医総会2015 - 呼吸ECMO患者の早期離床に向けたチーム医療
日集医総会2015 - 超肥満体患者の呼吸ECMO症例の経験
日集医総会2015 - Respiratory ECMOにおける離脱基準の検討
日集医総会2016 - Harlequin syndrome に対してHybrid ECMOを導入した一例
日集医総会2016 - 治療抵抗性敗血症性ショックに対するECMO治療の可能性
エンドトキシン研究会2016 - 超肥満体患者に対するRespiratory ECMOの経験ー早期離床に向けたECMO teamと多職種連携の試みー
多摩救命カンファレンス2014 - ECMO Training Course at Karolinska 研修報告
多摩救命カンファレンス2016
鈴木茂利雄
- 肥満患者のARDSに対するDouble drainage VV-ECMOの使用経験
日本呼吸療法医学会2018 - 原発性副甲状腺機能亢進症による高Ca血症クリーゼに対するHybrid(VAV)ECMOの使用経験
日集医総会2017 - 喘息発作に対する橋渡し治療としてのVV-ECMOの一例
日集医関東地方会2015 - Halo-vest装着中の頸髄損傷患者の心肺停止後重症呼吸不全に対するVV-ECMOの使用経験
日本呼吸療法医学会 2016
小野将平
- VV-ECMO導入で救命し得た胸部外傷の1例
日集医関東地方会2015 - 気管切開後の組織瘢痕により発症した上気道閉塞に対し、VV-ECMOによる橋渡し治療下に気管切開を施行した1例
日集医関東地方会 2016
荒川裕貴
- 初学者におけるECMO回路交換シミュレーションにおけるトレーニング効果の測定
日集医総会2019 - Harlequine syndromeに対しVAV ECMOの流量比率を調節して対処した1例
日本呼吸療法医学会 2016
笠原道
- 呼吸ECMO搬送でのトラブル事案
関東呼吸ECMOネット懇話会2018・冬 - 喘息重積発作への覚醒下体外式膜型人工肺(Awake ECMO)の有用性
日本呼吸療法医学会2018 - 防ぎ得る呼吸不全死・ゼロへの挑戦
日本臨床救急医学会2019 - 当センターの病院内Mobile ECMOの現状
日集医総会2017 - 他施設へ出向き、カニュレーション後にVV-ECMOを確立・安定化させて転院搬送した1例
日本救急医学会総会 2016
濱口純
- Early induced ECMO
AP-ELSO 2021 Conference Lunch Symposium 4 - ECMOへの移行の目安 -導入に踏み切るタイミングを考える
第43回日本呼吸療法医学会学術集会 パネルディスカッション - COVID-19診療Pros&Cons:ECMO患者の腹臥位 Cons腹臥位療法は実施すべきでない
日本集中治療医学会第5回関東甲信越支部学術集会 企画セッション - ECMO Car −その特性と搬送医療への実装−
第57回日本交通科学医学会学術集会・総会 教育シリーズ - ECMO管理の基本手技 -オンライン開催は実地開催を凌駕できるか?
日本医工学治療医学会 第37回 2021年 大会長企画 - サーキットチェックはECMO管理の基盤となる
第18回日本臨床リスクマネジメント学会 2020年 - 当センターにおける新型コロナウイルス重症肺炎の治療 -ECMO管理と感染対策を中心に-
日本蘇生学会第39回大会・2020年 シンポジウム - COVID-19重症例への治療戦略と院内感染対策 -ECMO High Volume Centerの経験から-
第42回日本呼吸療法医学会学術集会 2020年・パネルディスカッション - ECMO初心者卒業のためのノウハウ -定期的なウォータードリルの開催が安全なECMO管理につながる-
第42回日本呼吸療法医学会学術集会 2020年 - ウォータードリルはECMO教育の柱の一つである
第48回日本集中治療医学会総会学術集会・ワークショップ - ECMOは究極の多職種管理である
日本救急医学会関東甲信越地方会2020・パネルディスカッション - ECMO患者の安全な院内搬送とは?~マニュアル作成による基盤作成~
日本救急医学会総会2019 - ECMO simulation training ~water drill~
日本シミュレーション医療教育学会2019 - シミュレーション訓練 -搬送車内で生じるECMO troubleへの対応を想定して
日本呼吸療法医学会2019 - ECMO搬送時の情報共有にはSNSが有効である ~多摩総合方式~
関東呼吸ECMOネット懇話会2019・夏 - 大量喀血による完全気道閉塞に対してVV-ECMOを導入し救命し得た1例
日本呼吸療法医学会2018 - Respirator ECMOにおける栄養療法
日集医総会2017
乃美証
- 当センターにおけるMobile ECMOの現状
日集医関東地方会2018
佐藤裕一
- 人工肺後圧(P3)が VV-ECMO 管理の鍵となった重症呼吸不全の1例.
Jpn J Respir Care 2020 - VV-ECMO 管理中に HIT が疑われた重症 COVID-19 肺炎の1例.
Jpn J Respir Care 2020 - VV-ECMO 管理中に HIT が疑われた重症 COVID-19 肺炎の1例.
第42回日本呼吸療法医学会2020 - 回路内圧モニタリングの重要性
日本蘇生学会 2019
高慶承史
- 人工呼吸器でのDrヘリ搬送も検討されたがPrimary transportを選択した呼吸不全の1例
関東呼吸ECMOネット懇話会2019・夏
三森薫
- ニューモシスチスとサイトメガロウイルス肺炎による重症呼吸不全に対しECMOを用いて救命したHIV患者の1症例
日救医誌Volume 32, Issue 3 p. 158-163 2021.
和田健志郎
- VV ECMOのconfiguration変更に苦慮した1例
日救医誌Volume 31, Issue 12p. 2449-2454 2020.
松吉建夫
- Veno venous-ECMO施行中にdual lumen catheterを用いてconfiguration変更を行った1症例
日本集中治療医学会雑誌 2021;28:134-5. - VV-ECMOを施行したCOVID‐19患者において,気管切開を施行した9症例
第42回日本呼吸療法医学会2020・優秀演題 - Optimal timing of tracheostomy in patients on veno-venous extracorporeal membrane oxygenation for coronavirus 2019: a case series.
Acute Medicine & Surgery 2021;8:e662
金子仁
- On-line形式シミュレーションシナリオによりCOVID-19の臨床経過とVV ECMOを体験する
日本医工学治療医学会 第37回 2021年 大会長企画 - 10名の新型コロナウイルス肺炎に対するveno-venous ECMOの治療経験
日本救急医学会総会2020
ECMOシミュレーション
- 厚労省主催・日本ECMOnet委託 人工呼吸器・ECMO講習会2020 in 豊洲
インストラクター:多摩総合医療センター・ECMOチーム、統括・清水 - ECMO simulation 2020 in 千葉
ECMOプロジェクト インストラクター:佐藤、古賀(CE) タスク:鈴木大聡 - Asia Pacific ELSO ECMO workshop 2019 in Bangkok
インストラクター:清水、濱口(市場教授、遠藤教授、大下准教授) - ECMO simulation 2019 in Hong Kong
AP ELSO インストラクター:清水、濱口
受講 諸橋、高慶、功刀(看護師) - ELSO simulation 2019 training course in Atlanta
受講 三森 - Euro ELSO ECMO simulation 2019 in KAROLINSKA
受講 鈴木大聡、佐藤、諸橋、高慶 - 日本呼吸療法医学会2019 in大阪 Cannulation workshop @AP-ELSO
AP-ELSOインストラクター:清水、濱口 - ECMO workshop 2018 in Prague
インストラクター :清水(市場教授、竹内教授、田中先生) - Euro ELSO ECMO simulation 2018 in KAROLINSKA
受講 荒川、毛利 - AP ELSO ECMO simulation 2018 in Hong Kong
AP-ELSOインストラクター:清水、濱口 - ECMO simulation 2017 in 東京
AP ELSO: 日本臨床麻酔学会workshop
Instructor: 清水、濱口、小野 - ECMO simulation 2017 in Hong Kong
AP ELSO: 受講 金子、笠原 - ECMO simulation 2017 in 広島
ECMOプロジェクト: 受講 鈴木(大)、佐藤 - ECMO Transport Pre-conference Workshop 2017 in DOHA
SWAC ELSO: 受講 清水 - ECMO Management WorkShop 2017 in HAWAII
ELSO/SCCM: 受講 濱口 - ECMO simulation 2016 in 名古屋
ECMOプロジェクト: 受講 光銭、小野 - ECMO simulation 2016 in 東京
AP ELSO: 日本救急医学会workshop
Instructor: 清水、濱口、小野 - ECMO simulation 2016 in KAROLINSKA
Euro ELSO: 受講 金子 - ECMO simulation 2016 in 千葉
ECMOプロジェクト: 受講 鈴木(茂)、笠原 - ECMO simulation 2016 in 香港
AP ELSO: 受講 清水 - ECMO simulation 2015 in KAROLINSKA
Euro ELSO: 受講 萩原 - ECMO simulation (日本語)2015 in 京都
AP ELSO: 受講 萩原 - ECMO simulation (英語)2015 in 京都
AP ELSO: 受講 鈴木(茂)、小野 - ECMO simulation 2015 in 名古屋
ECMOプロジェクト:受講 荒川、濱口 - ECMO simulation 2015 in Regensburg
Euro ELSO: 受講 清水、鈴木(茂)、萩原
ECMO関連国際学会発表・参加
- Asia Pacific ELSO 2019 in Bangkok
清水、濱口 - Euro ELSO 2019 in Bareclona
清水、鈴木(茂) - Euro ELSO 2018 in Prague
清水 - ICEM 2018 in Mexico
濱口 - WFSICCM 2017 in Rio
鈴木(茂) - Asia Pacific ELSO 2017 in Gold Coast
清水、濱口 - Euro ELSO 2017 in Maastricht
清水 - SWAC ELSO 2017 in Doha
清水 - SCCM 2017 in Hawaii
濱口 - Euro ELSO 2016 in Glasgow
清水、萩原 - Asia Pacific ELSO 2015 in Kyoto
清水、萩原、鈴木(茂)、小野 - Euro ELSO 2015 in Regensburg
清水、萩原、鈴木(茂) - Euro ELSO 2014 in Paris
清水、萩原 - Euro ELSO 2013 in Stockholm
清水
多摩総合医療センターと小児総合医療センターでのECMO合同カンファレンス
両施設でECMOに関わる医療スタッフ同士が堅苦しくなくフランクに議論を交わす会
Supervisor 清水直樹(小児総合)、清水敬樹(多摩総合)
第1回 小児多摩ECMO合同カンファレンス(司会進行:居石、萩原)
時間:2015 12/14 月曜日 17時~18時
- 症例報告:多摩 救命科 荒川先生
『レジオネラ肺炎へのECMO導入』 症例10分 議論15分 - 症例報告:小児 集中治療科 居石先生
『脱血管周囲の血栓症合併の2症例』 症例10分 議論15分 - 研究報告:多摩 救命科 萩原先生
『当院におけるrespiratory ECMO中の抗凝固療法の検討』 報告10分 議論10分
第2回 小児多摩ECMO合同カンファレンス(司会進行:居石、萩原)
時間:2016 3/10 木曜日 17時~18時
- 報告:多摩 救命科 萩原先生
『当院における Awake ECMOの検討』 報告10分 議論20分 - 症例報告:小児 集中治療科 橘木先生、本村先生
『SVC症候群を伴う呼吸不全に対するECMO戦略』 報告10分 議論20分
第3回 小児多摩ECMO合同カンファレンス(司会進行:居石、萩原)
時間:2016 5/23月曜日 17時~18時
- 報告:多摩 救命科 笠原先生
『当院におけるECMO mobile&transport teamの試み』 報告10分 議論15分 - 症例報告:小児 集中治療科 渡邉先生
『小児ECMO広域搬送の集計』 症例10分 議論15分
第4回 小児多摩ECMO合同カンファレンス(司会進行:居石、萩原)
時間:2016 7/25 月曜日 17時〜18時
- 報告:前橋赤十字病院高度救命救急センター 小倉先生
『IP急性増悪に対するECMO』 報告10分 議論20分 - 報告:多摩 救命科 清水先生
『高Ca血症に伴うSIRSへのHybrid ECMO導入例』 報告10分 議論20分