医療安全管理体制

東部地域病院は「安全で患者さんが安心できる医療の提供こそが、医療における最も重要なサービスである」と考え、医療安全管理に取り組んでいます。
患者さんの期待に応えられる実力や正しい倫理感を身につけるとともに、組織全体で医療事故を予防することを最重要課題としています。

1.委員会・組織


1.医療安全管理委員会委員長
院内の医療安全管理の統括者として、副院長がその任を担っています。

2.医療安全管理者(専従リスクマネジャー)
平成18年4月1日付で、専従リスクマネジャーを配属しました。
専従リスクマネジャーは、リスクマネジャーを統括し、組織を横断して医療安全対策に関する企画・立案、評価や改善を行い、また医療安全に関する職員の意識向上のための取組や指導等を行っています。

3.医療安全推進担当者(リスクマネジャー)
各診療部門・看護単位・各部門に計30名のリスクマネジャーを配置しています。
リスクマネジャーは、医療安全管理委員会決定事項の所属職員への周知、インシデント・アクシデントレポートの提出促進及び現場指導を行います。

2.インシデント・アクシデントレポート報告制度

当院では、インシデント(患者さんに影響はなかったが、仮に実施された場合何らかの被害が予測される事例)、アクシデント(患者さんに実施され被害が生じた事例-軽微なものから重症度の高いものまで-)の報告制度を設けています。事例を分析し、必要な改善策を講ずることにより、新たな事故の発生防止に活かしています。

インシデント・アクシデントレポート報告経路

医療安全報告体制

3.医療安全推進週間の取組

都立病院では、毎年2月頃に「都立病院医療安全推進週間」を設け、医療事故防止に向けた重点的な取り組みを行います。
当院でもこの期間に合わせ、独自に日頃からの取り組みの強化や研修会等を行います。
都立病院医療安全週間では、年度ごとに都立病院にまたがって共通課題が設けられます。

4.職員研修

職員の医療安全に関する意識向上を目的として、全職員を対象に年2回以上の研修を実施しています。

5.患者の声相談窓口

患者さんやご家族の苦情・相談等に迅速かつ適切に対応するため、「患者の声相談窓口」を設置しています。
相談等は、総合相談窓口(面談・電話)でお受けしています。(平日:8時30分~16時30分)