看護師の活動

Works

ジェネラリストの活躍

駒込病院では、約15%の基礎コース職員のほかに、多くのジェネラリストが活躍しています。ジェネラリストとは、主体的に質の高い看護サービスを提供し、看護チームの発展に貢献できる、看護を第一線で支える人材のことです。
経験に裏打ちされた幅広い知識と高い技術をもつジェネラリストは、病院にとっても患者さんにとっても、なくてはならない存在です。

ジェネラリストとは

専門職には、通常、ジェネラリストとスペシャリストが存在し、それぞれがそれぞれの機能を発揮し連携しながら、その専門職としての独自性を維持しています。
看護職も例外ではなく、ジェネラリストとスペシャリストによって看護の専門性が維持されています。看護職におけるジェネラリストとは、特定の専門あるいは看護分野にかかわらず、どのような人々に対しても経験と継続教育によって習得した多くの看護の知に基づき、その場に応じた知識・技術・能力を発揮できる人材です。

参考
改訂版 看護にかかわる主要な用語の解説
2023 年 11 月 10 日
編集・発行
公益社団法人 日本看護協会より

年齢構成のバランス

各職場では、新人からベテランまで、バランスの良い年齢構成となっています。

年齢構成のバランスグラフ

キャリアラダー認定取得(日本看護協会クリニカルラダー準拠)

ジェネラリストコースでは、ステップアップしていく過程で、卓越した看護実践能力の獲得、組織活動におけるリーダーシップの発揮、自身のキャリア発達に積極的に取り組めるジェネラリストとしての成長を目指します。レベル毎の目標と認定要件をクリアすることで、キャリアラダーレベルⅣ・Ⅴの認定を取得できます。

LEVEL Ⅳ
対象:レベルⅢ修了者
目標
  1. 幅広い分視野で予測的判断をもち看護を実践する
  2. 組織の中で、看護活動のリーダーとしての指導的役割を遂行する
  3. 自己のキャリア発達に取り組み、役割モデルとなる
LEVEL Ⅴ
対象:レベルⅣ修了者
目標
  1. より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する
  2. 課題解決に取り組み、組織横断的にリーダーシップを発揮する
  3. キャリア発達を推進し、様々な活動を通じて、看護の質の向上に貢献する
レベル修了者
レベル修了者

看護部内主な委員会活動

リスクマネジャー看護分科会患者さんの安全を守るため、日々医療事故に対する予防対策を検討し、職員への医療安全に関する研修、各職場への広報活動などに取り組んでいます。1回/月
感染リンクナース委員会患者さんに一番近い臨床現場で感染防止対策の実践モデルとなり、看護部門の感染管理を遂行するために活動しています。1回/月
看護部NST・褥瘡予防対策委員会患者さんの栄養状態の把握や褥瘡対策の実態調査、褥瘡の予防・治療、栄養管理について職員へ研修や助言・指導を行っています。1回/月
教育委員会院内教育プログラムの企画・運営・評価を行っています。新人ナースからジェネラリストまで、様々な研修を実施しています。2回/月
記録委員会看護記録の充実を目指し、看護記録監査、看護記録記載基準の見直しなど、委員が推進役となって取り組んでいます。1回/月
看護情報システム委員会電子カルテの機能更新と適切な運用、個人情報保護、ダウン時訓練計画の作成と実施等について取り組んでいます。1回/月
看護クリニカルパス委員会病院医療の標準化を目指し、クリニカルパスの作成から運用、修正、評価を行います。1回/月
緩和ケアリンクナース委員会がん患者さんに質の高い緩和ケアを提供するために、緩和ケアに関するスクリーニングシートの活用や、倫理カンファレンスを推進しています。1回/月
入退院支援リンクナース委員会退院支援・調整スクリーニングシートを活用し、入院早期から質の高い退院支援ができるように病棟のリーダーナースとして取り組んでいます。1回/月
看護の質向上委員会臨床で行われている看護実践が最適化するように、看護サービスの観点から看護部全体の看護の質向上に取り組んでいます。1回/月
減災対策リンクナース委員会災害対策の勉強会開催や各部署での防災(消防)訓練、病院として行う総合防災訓練を実施し、いざという時に行動できるように取り組んでいます。隔月
救急看護リンクナース委員会患者さんが生命の危機状態から早期に離脱できるよう、急変の前兆に対する看護師のフィジカルアセスメントや対応能力向上に向けて取り組んでいます。隔月
看護部内主な委員会活動イメージ
看護部内主な委員会活動イメージ
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