専門・認定・特定認定看護師の紹介

当センターには専門看護師(精神看護と小児看護の2分野)と認定看護師(皮膚・排泄ケア、クリティカルケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、感染管理、新生児集中ケア、小児救急看護、精神科看護の9分野)が活動しています。
特定認定看護師として、感染管理、緩和ケア、クリティカルケア、皮膚・排泄ケアの4分野が患者の病態に応じたタイムリーなケアを提供し、専門性の高い看護を実践しています。

専門看護師(Certified Nurse Specialist)

精神看護専門看護師

発達障害の特性や精神疾患の症状の影響で周囲の環境とうまくいかない子どもたちに対して、全体像を捉えてケアにつなげていけるように活動しています。

小児看護専門看護師

子どもと家族に寄り添う看護を目指しています。子どもの健康問題だけでなく、家族の抱える様々な問題を一緒に考えます。

認定看護師(Certified Nurse)

皮膚・排泄ケア認定看護師(特定認定看護師)

創傷ケアやストーマケア・失禁ケアなど排泄障害をもつ患者または小児を対象に専門的なケアを行っています。褥瘡や排泄障害がある子どもと家族のQOLを改善できるように活動しています。

クリティカルケア(特定認定看護師)・集中ケア認定看護師

急性期から慢性期まですべての重症な小児患者に対して、最善のケアを実践できるよう活動しています。また、小児の特徴を踏まえ高い病態判断能力を用いて看護を提供しています。

緩和ケア認定看護師(特定認定看護師)

緩和ケアの対象は、がんや終末期の患者のみではありません。生活を制限する病気とともに生きる子どもと若者、家族を対象に苦痛を早期に発見しQOLの向上を目指し活動しています。

がん化学療法看護認定看護師

化学療法を受ける子どもたちの治療に伴う症状を、子ども自身やご家族がマネジメントすることができるように、意思決定支援をはじめ、成長段階に応じた支援を行っています。

感染管理認定看護師(特定認定看護師)

病院に関わる全ての人々を医療関連感染から守るために活動しています。未来ある子どもたちを感染の危険から守ります。

新生児集中ケア認定看護師

ハイリスク新生児の病態変化を予測し、重篤化の予防に努めています。新生児に対して生理学的安定と発達促進のための最善の看護ケアを実践できるように活動しています。

小児救急看護認定看護師

急変時の対応だけでなく、急な発熱や嘔吐下痢、けがなどの家庭での対応や事故予防について家族に指導しています。ERでの院内トリアージナースの育成にも関わっています。

精神科看護認定看護師(日本精神科看護協会認定)

子どもの症状や行動の裏にある気持ちを理解することに努め、子どもの成長・発達やこころのケア、また家族へのケアを関連機関との連携し活動しています。

特定認定看護師

特定行為研修を終了した特定看護師は、医師の判断で実施してきた医療行為のうち38行為の診療補助を医師が事前に作成した手順書に基づいて、医師の判断を待たずに実施できます。現在当院には特定認定看護師としてPICUに1名在籍しており、呼吸器関連などの5区分、14行為を医師と協働しながら実践しています。適切な時期にタイムリーに介入する事で症状緩和や重症化予防に取り組んでいます。今後は、あらゆる区分を学んだ研修修了者が増え、病院内での活動に加えて地域・在宅など病院にとどまらず、様々な場で実践していきたいと思っています。