初めて受診される患者様へお知らせ
股関節の専門外来と手足の専門外来を新設いたしました。
股関節の専門外来では、乳児股関節検診からの紹介など股関節疾患全般の御紹介を受け付けております。手足の専門外来では、多指症や合趾症などの先天性形態異常を中心に御紹介を受け付けております。
詳しくは予約センターでお問い合わせ下さい。
2021年3月29日
概要
小児整形外科とは
整形外科は、骨、軟骨、筋肉、腱、靱帯や末梢神経などの運動器に関わる病気や外傷の診療を行います。なかでも“小児整形外科医”は、成人にはみられない小児特有の病気や先天性の障害など高い専門的知識を要する疾患の診療を担っています。
小児の運動器疾患を診療するにあたって大切なことは、成長に伴う病状の変化を予測することです。その予測をもとに、適格な時期に適切な治療方法を呈示できるかが小児整形外科として手腕を問われるところです。そのためには、正常な成長による変化を熟知していることだけでなく、各疾患が成長に及ぼす影響に関しても精通している必要があります。
都立小児総合医療センターの整形外科では、2024年1月時点で、日本小児整形外科学会認定医である指導医2名と常勤医師3名、非常勤医師5名がチームを組み、15歳以下の小児を対象として専門医療・救急医療を提供しています。
こんな症状のお子さんが対象です
当院では、合指症や多指症などの手足の先天性形態異常や、小児股関節疾患、骨折などの外傷に力を入れています。
- 多指症、合指症などの手足の先天性形態異常
- 多発性軟骨性外骨腫症、多発性内軟骨腫、軟骨無形成症などの骨系統疾患
- 先天性股関節脱臼、ペルテス病、単純性股関節炎などの小児股関節疾患
- 内反足、尖足、外反踵足などの小児足部疾患
- 上腕骨顆上骨折、モンテジア骨折、橈尺骨骨折などの骨折・外傷
- O脚、ブロント病、X脚、うちわ歩行などの下肢の形態異常
- 化膿性骨髄炎、化膿性関節炎などの感染症
- 特発性側弯症、先天性側弯症などの脊柱変形
- その他の小児運動器疾患(筋性斜頚、強剛母指、骨端症など)