内視鏡検査
オリンパス社製・富士フイルム社製の拡大機能等を搭載したハイビジョンスコープを多数揃えており、特殊光観察(NBI/BLI/LCI)や拡大観察も含めた精密な内視鏡検査が施行可能です。特に大腸内視鏡検査においては、大腸ポリープを検出するAI機能を搭載しており、見逃しの少ない精密な検査を行うことができます。2017年度に内視鏡室を2部屋増設し、検査室5室+透視室2室で検査・治療が行えるようになりました。超音波内視鏡検査、EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診)による消化管粘膜下腫瘍の診断も行っています。
- 表1) 内視鏡検査施行件数(年度別)
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 上部消化管内視鏡検査 4575 4719 4910 5311 5559 下部消化管内視鏡検査 3084 3314 3382 3329 3633
(内視鏡画像例)
苦痛の少ない内視鏡検査
内視鏡センターでは、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。ご希望により、経鼻内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)、静脈麻酔下での内視鏡検査(麻酔を使用して眠ったままできる胃カメラ・大腸カメラ)を受けることができます。検査機器や麻酔薬、リカバリーベッドの準備が必要なため、希望される場合は、検査予約時に直接担当医へお伝えください。(持病や全身状態から希望に添えない場合もありますのでご了承ください。)
(写真左:経鼻内視鏡、写真右:リカバリーベッド)
小腸内視鏡検査
原因不明の消化管出血や、小腸腫瘍が疑われる場合などに、小腸カプセル内視鏡検査、小腸ダブルバルーン内視鏡検査を行っています。カプセル内視鏡検査の施行前には、消化管通過性検査(パテンシーカプセル)を行い、カプセルの滞留が起こらないように注意しています。小腸カプセル内視鏡検査で異常を認めた場合や、小腸狭窄などでカプセル内視鏡検査が禁忌となる場合には、小腸ダブルバルーン内視鏡検査を行います。
(写真上:カプセル内視鏡、写真下:ダブルバルーン内視鏡)
関連診療科・部門
2023年1月 6日 最終更新