内分泌代謝内科
東京都区東部(江東区・墨田区・江戸川区)で数少ない内分泌疾患専門の医療ユニットです。ほとんどの内分泌疾患・糖尿病の診断・治療が可能です。
診療内容
内分泌疾患
内分泌疾患は、視床下部・下垂体疾患(先端巨大症、ACTH単独欠損症、中枢性尿崩症など)、甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)、副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症など)、副腎疾患(副腎不全、クッシング症候群、原発性アルドステロン症など)、膵内分泌疾患(インスリノーマなど)、性腺疾患などの診断、治療を行っています。特に副腎偶発腫瘍や二次性高血圧症(原発性アルドステロン症など)の精査は、外来で負荷試験を行う体制を整えています。
尚、当院に内分泌外科はございませんので、手術が必要な場合は連携医療機関にご紹介しています。(副腎疾患は当院泌尿器科で手術が可能です。)
(現在、当科では甲状腺穿刺吸引細胞診を行っておりません。細胞診が必要な方は専門施設にご紹介しています。再開が可能となりましたらホームページ上でご案内致します。)
糖尿病
糖尿病領域では、当科は区東部糖尿病医療連携施設であり、周産期、周術期、救急医療を中心に、糖尿病の病型診断、合併症評価、患者教育を行っています。インスリンなどの注射薬の導入、持続血糖測定器(フラッシュグルコースモニタリング)の使用やインスリンポンプの導入(入院)も可能です。糖尿病看護認定看護師(外来常駐)や糖尿病療養指導士の資格を有する看護師、管理栄養士も在籍しており、患者さんへの療養指導に携わっています。
糖尿病の薬物療法の調整や患者さんへの主な指導が終了し治療方針が決定しましたら、周辺の医療機関に継続治療をお願いしています。
地域とのつながり
糖尿病(検査・教育)外来の新設(2022年10月開始)
コロナ禍で病床利用制限が続いております。糖尿病の教育入院が困難なこともあるため、地域の糖尿病患者さんの療養指導や合併症・併存症の検査を外来でまとめて行う糖尿病(検査・教育)地域連携専用外来を2022年10月に新設いたしました。原則薬物療法の調整は行わず、糖尿病の病型診断、栄養指導、糖尿病教育(糖尿病教室の受講)、合併症・併存症の精査を何度か外来にお越しいただいて行います。検査の結果は、患者さんご本人に説明する他、情報提供書にて詳細にご報告いたします。
連携予約の際は、糖尿病(検査・教育)外来とご指定ください。(薬物療法の調整が必要な場合は、通常の内分泌代謝内科の連携予約枠にご予約をお願い致します。)
連携栄養指導
地域の診療所の先生方から当院の個別栄養指導のご予約をいただけるようにしています。糖尿病教室(糖尿病に関する集団指導と個別栄養指導)のご予約も可能です。
→連携栄養指導の詳細についてはこちらのページをご覧ください。
内分泌専門医療機関との連携
内分泌外科:日本医科大学 内分泌外科、甲状腺専門病院 金地病院
森山記念病院間脳下垂体センター
糖尿病内科:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院
施設認定
- 日本内科学会認定教育施設
- 日本内分泌学会認定教育施設
- 日本糖尿病学会認定教育施設
2022年11月14日 最終更新