ごあいさつ
地方独立行政法人東京都立病院機構
医師アカデミー顧問 廣部 誠一
目指せ! ジェネラリストからスペシャリストまで
東京医師アカデミーは、「総合診療能力を備え、質の高い専門医を育成する」ことをコンセプトとして、都立病院14病院が一体となって提供する臨床研修システムです。「地方独立行政法人東京都立病院機構」という一つのメディカルグループとして運営することで全都立病院が強い連携を築きました。そのスケールメリットで豊富な症例を経験できるだけでなく、多くの指導医や仲間に出会うことで、自分の未来のキャリアパスに出会えます。2008年に開講して以来、毎年全国から100名程度が入講し、常時300余名の若手医師が専門研修に励んでいます。
【東京医師アカデミーの強み】
● 豊富な症例数で、幅広く、深く研修できる
大都市東京で、都立病院14病院、7000床を超える患者受け入れ体制のもと、豊富な症例を経験できます。
● 多様な領域の専門医療を研修できる
各病院の専門診療の特色を活かした研修が可能で、14領域45のプログラムがあり、小児、精神、神経難病の専門病院での研修も可能です。都立病院以外の医療機関へローテイトする多様な研修もあります。
● 充実した総合診療を研修できる
ER診療等の豊富な症例で総合診療能力が習得できます。感染症医療、災害医療、島しょ医療の幅広い研修もできます。都立5病院の総合診療科が中心になり、魅力的な総合診療プログラムも提供しています。
● 高度な専門医療へチャレンジできる
シニアレジデントからサブスペシャルティレジデント、さらにクリニカル・フェローと、段階的に高度専門医療へチャレンジする制度があります。臨床的力量と共に、質の高い臨床研究をサポートし、クリニカル・フェローでは海外派遣、学位取得も支援します。
● T型人材を育成できる
T型人材とは、「T」の文字の縦棒は専門性、横棒は総合力、横連携力を表し、この両方を備えた人材で、チーム医療に必要な人材です。多様な研修現場、多くの指導医、仲間との交流、多職種連携での経験等でT型人材の人間力を育成していきます。
全国の若手医師の皆様、「東京医師アカデミー」で、真の専門医としての腕を磨かれることを心から期待しております。