大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、
お酒がないといられなくなる状態が、
アルコール依存症です。
その影響が精神面にも、身体面にも表れ、
仕事ができなくなるなど生活面にも
支障が出てきます。
またアルコールが抜けると、
イライラや神経過敏、
不眠、頭痛、吐き気、下痢、
手の震え、発汗、動悸などの
離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、
また飲んでしまうといったことが起こります。
アルコール依存症は
「否認の病」ともいわれるように、
本人は病気を認めたがらない傾向にあります。
いったんお酒をやめても、
その後に一度でも飲むと、
また元の状態に戻ってしまうので、
強い意志で断酒をする必要があります。
ですから、本人が治療に対して積極的に取り組むこと、
家族をはじめ周囲の人のサポートがとても大切です。