アルコールは、全身のあらゆる病気を起こすため、精神科治療と並行して、内科診療が必要な方も多くいらっしゃいます。松沢病院では、2021年12月からアルコール専門内科を立ち上げ、精神科と内科で協力しながらアルコール依存症の方の身体面のサポートにも力を入れています。
職場の健康診断などでγGTP高値を指摘され受診を勧められたけれどまだ受診出来ていない方、飲みすぎだと思うけれど精神科を受診するのはハードルが高い…とお考えの方、まずはアルコール内科を受診されてみてはいかがでしょうか。
依存症の治療を希望して精神科を受診された方で、「体のことが心配」という方は、アルコール専門外来からアルコール内科へご紹介頂いています。
アルコールによるお体の問題は、肝臓だけでなく、のど、食道、大腸などのがん、高血圧や脳、神経の障害まで、全身に及びます。これまで内科に通院したことがあっても、肝臓以外の合併症については評価されていない場合もあるため、アルコール内科では診療歴を伺った上で、様々な合併症のリスク評価を行い、必要な検査を相談、検討します。
評価を行った結果、明らかな合併症がない方は、精神科のみの通院になりますし、継続して内服治療が必要な方は、精神科と併せて内科通院をお勧めすることもあります。ご希望に応じてかかりつけのクリニックへの情報提供も可能です。また、当院では治療出来ない病気が見つかった場合は、専門医療機関への紹介も行っています。
思わぬ身体合併症が見つかったことで依存症治療の動機付けになることもありますので、一度アルコール内科を受診してみることをお勧めします。
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