東京都精神科夜間休日救急診療事業
当院は、東京都が実施する精神科夜間休日救急診療事業を担っています。
この診療体制は、東京都を第1ブロック(区北東部)、第2ブロック(区西北部)、第3ブロック(区西南部)、第4ブロック(多摩地区)の4つのブロックに分け、それぞれの地区で夜間および休日に発生した精神科救急症例の診療を、墨東病院、豊島病院、松沢病院、多摩総合医療センターの4つの医療機関が、各4床の保護室を用意することによって受け入れています。
当院が担当する第3ブロックは、新宿区、世田谷区、杉並区、中野区、渋谷区、目黒区、品川区、大田区および島しょ地区からなります。
東京都の精神科夜間休日救急医療体制では、東京都保健医療情報センター(通称「ひまわり」)が患者さんのトリアージ(振り分け)を行っていますので、夜間休日(平日:17時から翌9時、土休日:24時間)に精神科救急の患者さんが発生した場合、東京都保健医療情報センター(通称「ひまわり」)(電話番号:03-5272-0303)に連絡をお願いします。
4病院が対応するのは、同センターが受理した夜間休日の警察官通報(23条通報)による緊急医療(緊急措置入院など)です。
入院後の診察・治療
当院に緊急措置入院となった患者さんに対しては、翌日以降(72時間以内)に措置診察が行われます。
措置入院が決定した患者さんと医療保護入院した救急患者さんの多くは、翌日以降、後方医療機関または指定病院などに転院となります。
ただし、身体合併症を有するなど対応困難な患者さんに対しては、引き続き当院で入院治療が継続されます。