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スマートフォン依存・インターネット依存・ゲーム依存
スマートフォンの爆発的な普及により、その使い過ぎによる弊害が「スマートフォン依存」として取り沙汰されています。「スマートフォン依存」の他にも、「インターネット依存」、「ゲー厶依存(正式病名:ゲーム行動症)」がアカデミック領域やメディアで注目されています。
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精神科急性期医療
一般の精神科病院では対応困難な専門性の高い急性期の精神疾患に対応しています。
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精神科救急医療
東京都が実施する精神科夜間休日救急診療事業を担っています。
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思春期・青年期医療
当院では、13歳から22歳くらいの方を対象に、ゲーム症や昼夜逆転、不登校、ひきこもり、など、思春期の若者にしばしばみられる心の不調を中心に、適切に対応できるよう診療・支援体制を整えています。
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認知症医療
「もの忘れ外来(予約制)では、初診日に専門医による診察に加え、心理検査・MRI等の一連の検査を行い、次回の診療時に診断結果を伝える「ワンストップ診療」を実施しています。認知症病棟や身体合併症に対応できる病棟を備え、症状憎悪時に速やかに対応できる体制を整備しています。また、認知症の専門相談窓口の設置や家族教室を開催し、ご本人および家族の支援を行っています。
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センチュリアン外来
加齢に伴い認知症のリスクが高くなります。認知機能低下を予防するための最も有効な手段は、WHOのガイドラインに示されるように、身体活動を上げることです。松沢病院「センチュリアン外来」は、リハビリテーション科のセラピストによる運動指導を通じ、健康寿命を維持し、認知症を予防することを目的とした専門外来です。
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精神科リハビリテーション
利用者自身が心から望む自分らしい生活を実現するために、精神疾患の症状の軽快だけでなく、生活機能や社会機能の回復、さらにその人らしい生き生きとした毎日の実現(リカバリー)を目指します。そのために、作業療法士(OT)、精神保健福祉士(PSW)、臨床心理士、看護師、医師などの多職種が連携して支援します。
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精神科身体合併症医療
身体疾患をもちながら興奮や疎通不良などの精神症状のため一般診療科では対応困難な患者さんに対して、救急対応を含め身体面・精神面をあわせた迅速かつ適切な医療を提供しています。
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医療観察法医療
医療観察法に基づき、入院治療および通院治療をおこなっています。医療観察法医療専門病棟は、地上2階建てで、国のガイドラインに基づいた高い安全管理とセキュリティ対策を採用しています。また、多数の医師や看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士を配置し、社会復帰をめざして多職種チームによる、専門プログラムを実施しています。
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アルコール使用障害
東京都立松沢病院は2023年にアルコール健康障害依存症専門医療機関及び依存症治療拠点機関に選定されました。アルコール等の使用による障害を持つ方に対して専門的な医療を提供するため、専門病棟、ルピナス(専門デイケア)を運営して、急性期症状の対応から依存症の回復・社会復帰まで、切れ目なく支援できる体制で治療を行っています。また、都民の皆様に向けての情報発信や地域医療機関を対象とした研修会の実施、医療連携など新たな多くの課題に取り組んでいきたいと考えています。