ガイドラインに基づいた標準治療を基本に、おひとりおひとりに合わせた診療をチームで検討し取り組んでいます。

乳腺専門医2名、乳がん看護認定看護師2名、医師事務作業補助者(ピンクリボンアドバイザー)1名が在籍しており、チームで診療に取り組んでいます。(令和6年度現在)
乳腺チームからメッセージ
乳がんの診断から治療、その先の通院のことなど安心して治療を受けていただけるよう、分かりやすい説明を心掛け、医師以外のスタッフもサポ―トをしています。
ご家族や周りの方に話しにくいことや、治療方針の相談などもお気軽にスタッフにお申し出ください。
当科の概要
- 板橋区医師会の依頼により、検診のマンモグラフィ撮影~結果説明まで一貫して行っています。
- トモシンセシス3Dマンモグラフィ、ステレオガイド下吸引式組織生検、超音波下吸引式組織生検(ハンディ)を導入しています。
- 画像検査にて悪性が疑われた場合には、ご希望により当日に生検を行うことが可能です。
- 乳癌手術に要する入院期間・・・乳房部分切除術 3~5日間、乳房全摘出 7~9日間 (注)基礎疾患が無い場合に限る
乳がん看護認定看護師の役割
乳がん看護認定看護師は、患者さんやご家族への治療にともなう身体的・心理的・社会的支援を行います。
治療選択に対する意思決定のサポート、外見の変化に対するケア、術後のリンパ浮腫の予防のためのアドバイスを行います。
さらに、乳がん看護認定看護師は患者さんへの看護に携わる看護師への指導・相談により、実践的・直接的なケアの向上と乳がん看護の普及のための活動を行います。

- 対象:当院に受診している乳がん患者さんとそのご家族
- 活動日:毎週水曜日
- 場所:乳腺外科外来診察室、またはがん看護相談室
- 乳がん看護認定看護師:鈴木 潤子、小松 沙椰
(注)状況に応じて、がん看護指導管理料が発生する場合があります。
乳房撮影装置
マンモグラフィ(乳房X線検査)
当院ではAMULET Innovalityを導入し、高精細な診断画像で“診やすく”、撮影線量の大幅な低減で“やさしい”検査を提供しています。
精密検査はもちろん、板橋区の委託医療機関として「乳がんの早期発見・早期治療」のための乳がん検診を年間約2,000人行っております。撮影は女性技師が対応いたします。


トモシンセシス
X線管球を移動しながら連続的に低線量でX線を照射し、複数の位置から撮影した画像データを使って薄いスライスの画像へ再構成する技術です。見たい構造に焦点を合わせた画像を提供することが可能で、乳腺構造の重なりにより発見が難しかった病変の観察が容易になります。


検査機器

超音波下吸引式乳房組織生検
超音波で確認できる病変を診断するために、超音波を見ながら生検用の針を挿入し、組織を吸引・採取して、病理組織診断を行う検査方法です。

ステレオガイド下吸引式乳房組織生検
超音波では抽出できない主に石灰化の病変を診断するために、マンモグラフィ見ながら生検用の針を挿入し、組織を吸引・採取して、病理組織診断を行う検査方法です。
これから針生検を受ける方へ:見てわかる!針生検ガイド(PDF 2.3MB)
- お問合せ
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〒173-0015
東京都板橋区栄町33-1豊島病院電話:03-5375-1234