当科について

形成外科とは…
形成外科と聞いてなにを診療しているところなのかピンとくる方は少ないのではないでしょうか?
形成外科は体表面のあらゆる変形や機能障害に対応する科です。先天的なものから、ケガや腫瘍といった後天的なものまで、様々な要因による形態や機能の異常に対し、主に手術などの治療を行うことにより、できるだけ正常な状態へ近づけることを目的としている診療科です。その対象疾患は外傷、腫瘍、先天異常など多岐に亘ります、当科においても大学病院と提携しながら、形成外科の対象となるほとんどの疾患を扱っております。
当科の特色
創傷治療としての形成外科
外傷や熱傷、褥瘡などによる慢性創傷の治療を行っています。局所陰圧閉鎖療法も行っており、外来通院のみで対応可能な場合もあります。
お気軽にご相談下さい。
眼瞼下垂の治療を行っています
目が開けにくい・目が細くなった・眉毛を上げ、目を見開こうとしている(おでこにシワがよっている)・頭痛や肩こりが悪化した
このような症状でお困りではありませんか?
局所麻酔下の手術(保険適応)を行っています。
フットケア外来を行っています
下肢静脈瘤の診療を行っています
形成外科で下肢静脈瘤と聞くと違和感をお持ちになる方もいらっしゃるかも知れません。しかし、創傷治癒の観点から、形成外科でも下肢静脈瘤の治療を積極的に行っております。
下肢静脈瘤は頻度が高いものの、緊急性を要しないことから放置されることもしばしばです。しかし、無治療の場合、下肢のむくみ、静脈の怒張に始まり、果ては潰瘍に至ることもあります。
本疾患に関してもやはり早期診断、早期治療が重要です。近年では手術のみでなく、硬化療法やレーザーによる非手術的治療も可能です。当科には血管内レーザーの設備はございませんが、超音波(エコー)検査後に関連施設へご紹介することが可能です。もし、お悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
診療実績
手術件数(令和5年度)
手術名 | 疾患・疾病 | 件数 |
---|---|---|
外傷 |
| 27件 |
先天異常 |
| 4件 |
腫瘍 |
| 257件 |
瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド | - | 4件 |
難治性潰瘍 |
| 10件 |
炎症・変性疾患 |
| 38件 |
美容外科 |
| 0件 |
その他 |
| 13件 |
合計 | 353件 |
主な医療設備
- 微小血管吻合用双眼顕微鏡
- MRI
- ダーモスコピー
- レーザー血流計(SPP‐PAD4000)
- CT
- 超音波
- お問合せ
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〒173-0015
東京都板橋区栄町33-1豊島病院電話:03-5375-1234