消化器・一般外科
診療内容
大腸がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がん、食道がん等の消化器悪性腫瘍を中心に扱っています。加えて、鼠径ヘルニア、腹壁(瘢痕)ヘルニア、肛門疾患、胆石症、食道裂孔ヘルニア等の良性疾患の診療も行っています。またERや救命救急センターと協力して急性胆嚢炎、急性虫垂炎、重症の大腸憩室炎等の急性腹症に対する手術も行っています。
特色
医師は部長 1 名、医長 4 名、医員 4 名にシニアレジデントが 4 名、ジュニ アレジデント 2~3 名です。外来診療は、部医長及び医員が交代で専門外来と総合外来を担当しています。
併存疾患を持つ患者さんへの手術
進行がんの患者さんや併存疾患(糖尿病、心血管疾患、腎疾患、肝疾患、がんの既往等)を持つ患者さんを数多く診ています。特に併存疾患を持つ患者さんへの手術では、総合病院の強みを活かし各科の協力のもと、がん専門病院以上の医療を提供しています。
臓器別専門チームによる診療
診療は臓器毎(胃・食道、大腸、肝胆膵、ヘルニア・肛門)のチームが担当します。急性腹症等の腹部救急疾患は全てのチームが担当します。診療はガイドラインに基づく標準治療を基本とし、最新の技術を検証しながら取捨選択して取り入れ、がん専門病院や大学病院に劣らない治療成績を維持するよう技術や知識の向上に努めています。
低侵襲手術(腹腔鏡手術・ロボット手術)、高難度肝胆膵手術
全ての消化器・一般外科の手術で腹腔鏡(胸腔鏡)手術を積極的に採り入れています。胃・食道チーム、大腸チームでは日本内視鏡外科学会技術認定を取得した医師が、肝胆膵チームでは日本肝胆膵外科学会高度技能医資格を取得した医師が、それぞれ主任として手術および入院診療を統括しています。令和3年12月から胃がん、直腸がん、一部の膵臓腫瘍に対してda Vinci Xiを用いたロボット手術を開始しています。
チーム医療
科内でのカンファレンスの他に、月 2 回キャンサーボードを開催し、診断や治療方針の決定が困難と思われる患者さんに関して、消化器内科、放射線診療科を含めた院内多職種で討議を行い、診断や治療方針を決定しています。
入院診療の標準化
患者数の多い疾患に対してクリニカルパスを設定し、安全で均一な医療を行っています。
緩和ケア、在宅医療への移行
緩和ケアが必要な患者さんには医師・看護師・薬剤師を中心とした緩和ケアチームや看護師による看護相談部門、メディカルソーシャルワーカーによる医療相談部門が随時介入します。必要に応じて在宅診療医とも連携し、スムーズな在宅医療への移行を行っています。特に墨田、江東、江戸川の 3 医師会とは緊密な連携をとっています。
関連診療科・部門
2024年7月19日 最終更新