都立病院人材育成ビジョン第1章・第2章

都立病院人材育成ビジョン

【第1部】

第1章 人が育ち、人を活かす都立病院へ ~人材育成の基本的な考え方~(PDF 1.4MB)

都立病院の未来は自らが切り拓く

○「人材育成ビジョン」は、「人材育成・活用プロジェクト」のプロジェクトチーム、職種代表者会など、様々な職種・部署の多くの職員が参画して作り上げたものです。

○新たな都立病院は、法人化を機に改めて「公」としての役割や時代の要請を的確に捉え、必要な医療を着実かつ確実に提供していくため、これまで以上に高次元での病院運営が求められています。

○職員は、14病院1施設という多様なフィールドで様々な経験を積み重ねることができ、自らが成長・活躍できる機会がこれまで以上に増大しました。

○このような育つ環境がある都立病院で、それぞれがプロ職員として、互いを尊重し、切磋琢磨し、積極的にチャレンジすることが期待されています。

○都立病院機構は未だ創成期にあり、その未来を切り拓くのは、職員一人ひとりです。

○都立病院で働くことを誇りとし、気概を持って、患者・地域・都民に信頼され、選ばれる都立病院を共に創り上げていきましょう。

機構が大切にする価値観 ~求められる人材像~

○より良い医療の実現に向け、様々な背景を持つ職員が、自らの強みを活かしつつ、チーム全体として力を発揮していくため、全職員が共有すべき4つの価値観を定めました。

機構が大切にする4つの価値観(図)
機構が大切にする4つの価値観
自ら育つ、みんなで育てる ~人材育成ビジョンのコンセプト~

○都立病院では、「自ら育つ、みんなで育てる」を人材育成の合言葉とし、職員一人ひとりがお互いを尊重しながら、職場全体で職員の育成に取り組みます。

人材育成ビジョンコンセプト

○そのための基本的な考え方として、「人材確保」、「育成・活用」、「職場づくり」を人材育成における3つの重要な視点とし、取組を推進していきます。

人材育成のための3つの視点

第2章 都立病院の“ひとづくり” ~人材育成のための3つの視点~(PDF 4.1MB)

○ 第2章では、人材育成のための3つの視点、「人材確保」、「育成・活用」、「職場環境づくり」を踏まえ、都立病院の“ひとづくり”に向けた、全ての職員に共通する具体的な取組の方向性について記載します。

(人材確保) 人材育成の入口は職員の採用です。医療の担い手の確保が今後ますます困難になっていくことが見込まれる中、高い意欲と資質・能力を備えた人材を確保するには、時期を逃さず迅速かつ柔軟に職員の採用を行うことが重要です。

(育成・活用) 採用した人材を効果的に育成・活用していくためには、職員に期待する知識・能力とその能力を存分に発揮できる活用策を明確に示すことで、育成する側と育成される側の両者の方向性を一致させる必要があります。

(職場環境づくり) 職員誰もが持てる力を十分に発揮するためには、各種制度の適切な運用や見直しとともに、職員同士がお互いの置かれた状況、事情を理解、尊重し、必要に応じて協力し合える、思いやりの精神を持った職場を実現することが重要です。