都立病院人材育成ビジョン
第1部 第3章
部門(職種)別の人材の確保、育成・活用に向けた取組の方向性
04 検査科
検査科全文
03_第1部第3章_04_【検査科】(PDF 2.8MB)
概要
- 検査科では、幅広い分野の検体検査、生理機能検査を行うとともに、各病院の有する医療機能により、特徴を活かした臨床検査を行っています。都立病院の臨床検査技師には、検体検査の基礎を土台として、職員一人ひとりが高い専門性を発揮していくことが求められています。
- 検査科の職務は、血液や尿などの検体検査を扱う「一般検査、血液検査、生化学検査、免疫検査」、細菌培養や病原体遺伝子を扱う「微生物検査」、血液型の判定や交差試験を行う「輸血検査」、心電図や超音波などを行う「生理機能検査」、手術材料の標 本作成や解剖などを行う「病理検査」に分類されます。最近では遺伝子や細胞治療に 関わる業務も増えています。
- また、都立病院の臨床検査技師には、365日24時間の検査に対応するため、迅速かつ正確に検査を行う責務があります。当直や夜勤体制を整備し、令和5年度には、神経病院での当直も実現しました。全ての施設において、救急医療を担うべく研鑽しています。
- 多職種連携によるチーム医療を推進するための専門性やコミュニケーション能力も求められます。中でも感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)は、院内のICT 活動には無くてはならない存在です。また、栄養サポートチームには NSTの資格を持った技師が参加するなど、検査科職員がチーム医療を支える一員として活躍しています。
求められる人材像
- 高い専門知識、技術を有し、医療技術の進歩など変化に応じて求められる検査を取り入れ、質の高い検査結果を迅速に提供できる
- 行政的医療、高度で先駆的な医療、地域医療への貢献ができる
- 他の医療従事者と連携を図り、患者第一の質の高いチーム医療を推進できる
- 採算性の高い業務運営を目指し、自らが方法・取組について考え、実践できる
- 自ら学ぶ意欲を持ち、新たな課題や困難な問題にも前向きにチャレンジできる
- 医療倫理とコンプライアンスマインドを持ち検査情報を適切に管理できる
検査科職員のキャリアプラン
検査科職員のキャリアラダー
検査課職員のキャリアラダー(PDF 111.1KB)
部門別に求められる役割と到達目標等
部門別に求められる役割と到達目標等(検査科)(PDF 86.7KB)