都立病院人材育成ビジョン第3章 07リハビリテーション科

都立病院人材育成ビジョン

第1部 第3章
部門(職種)別の人材の確保、育成・活用に向けた取組の方向性

07 リハビリテーション科

リハビリテーション科全文

03_第1部第3章_07_【リハビリテーション科】(PDF 3.2MB)

概要
  • 各施設のリハビリテーション部門では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の各専門職が、東京都の医療政策として求められる行政的医療や高度・専門的な医療の提供及び地域医療の充実に向け、医師や看護師等多職種と協力して取り組んでいます。
  • また、急性期医療におけるリハビリテーションだけでなく、施設によっては神経難病や成人精神、小児(小児精神)、悪性腫瘍分野においても専門性を活かした、質の高いリハビリテーションの提供を実践しています。
  • 都立病院には、急性期総合病院や主に特定の疾患を対象とする病院があり、配属される病院によって求められる医療ニーズが高度化・複雑化しているため、専門性を発揮する役割はますます大きくなってきています。
  • 理学療法士は、運動機能評価および関節可動域練習、筋力増強練習、基本動作練習、歩行練習などの運動療法を中心とした機能回復を図っています。運動療法のほか、物理療法、補装具の検討、退院前の患者・家族・関係者への指導なども必要に応じて実施しています。
  • 作業療法士は、身体的・精神的疾患によって日常生活に支障をきたした方に対し、運動や認知機能などの各種評価・練習を行っています。また日常生活動作や家事動作の練習、復職のアドバイス、生活環境の調整を行っています。
  • 言語聴覚士は、ことばによるコミュニケーションに関係する、言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能や、食べる・飲み込む機能に問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援しています。
求められる人材像
  1. 患者の生命、尊厳、権利を尊重し、自己決定をサポートできるよう医療人としての倫理観と責任感を身に付けることができる
  2. 専門職として常に自己研鑽に努め、必要な専門知識と技術を有し、質の高いリハビリテーションを提供できる
  3. 患者・家族や他の医療従事者(科内職員や院内他職種)、地域の関係機関職員等と十分なコミュニケーションを取りながらチーム医療を実践できる
  4. 経営意識をもって病院経営に参画し、課題解決のために的確な行動をとることができる
  5. 臨床研究や学会発表等に積極的に取り組み、リハビリテーション医療の発展に貢献できる
  6. コンプライアンス及び情報セキュリティに対する高い意識をもって業務に取り組める
リハビリテーション科職員のキャリアプラン
リハビリテーション科職員のキャリアプラン
リハビリテーション科職員のキャリアラダー

リハビリテーション科職員のキャリアラダー(PDF 134.7KB)

部門別に求められる役割と到達目標等

部門別に求められる役割と到達目標等(リハビリテーション科)(PDF 138.2KB)