都立病院人材育成ビジョン
第1部 第3章
部門(職種)別の人材の確保、育成・活用に向けた取組の方向性
08 臨床工学科
臨床工学科全文
03_第1部第3章_08_【臨床工学科】(PDF 745.9KB)
概要
○ 臨床工学技士は、医師の指示のもとで、生命維持管理装置やその他の医療機器の操作や保守点検を行う医療技術者であり、院内で使用される全ての医療機器の管理を担当しています。 臨床工学技士の業務内容は、以下のとおりです。
- 生命維持を行うための人工呼吸管理業務
- 生命維持を行うための血液浄化業務
- 生命維持を行うための補助循環管理業務
- 手術室における診療補助および機器管理業務
- 心臓虚血疾患や不整脈関連治療に伴う検査補助・治療機器管理業務
- 高濃度酸素を体内に取り込み、病態改善を目指す、高気圧酸素業務
- 医療施設内で使用される医療機器を一括して管理し、安全性確保と有効性維持のために保守点検や修理を行う機器管理業務
○ 臨床工学技士は、これらの業務を通して、医師や看護師などと協力しながら、患者の命と健康を支える重要な役割を果たしています。
求められる人材像
- 患者・家族の気持ちを理解し、高いコンプライアンス意識をもって職務に取り組むことができる
- 院内及び地域社会との連携を図り、協働して質の高い医療を提供することができる
- 自ら学ぶ姿勢を持ち、最新の情報収集と技術の習得に努め、専門資格の取得など向上心にあふれている
- 医療機器や材料の適正利用、診療報酬内容を理解した上での業務遂行など、高いコスト意識を持っている
- 医療環境の変化に対して、先見的かつ柔軟な思考を持ち、自ら挑戦しようとする姿勢を持っている