都立病院人材育成ビジョン
第1部 第3章
部門(職種)別の人材の確保、育成・活用に向けた取組の方向性
05 薬剤科
薬剤科全文
03_第1部第3章_05_【薬剤科】(PDF 4.1MB)
概要
- 都立病院の薬剤師は、「医薬品の適正使用を推進し、すべての患者が安心して質の高い薬物療法を受けられるよう支援します」という理念に基づき行動します。その行動指針として、医療の質と患者サービスの向上、志が高い医療人材の確保と育成、医療機能の充実と強化の3項目を中心に掲げています。
- 薬剤師が行う業務は、調剤・ミキシング・患者指導等ジェネラリストとしての業務から、認定・専門薬剤師として高い専門知識や技術を活かしたスペシャリストとしての業務まで多岐に渡ります。また、がん薬物療法のレジメン管理・麻薬等法的規制薬品の管理・医療安全や院内感染対策にも広く関わり、チーム医療や地域連携推進のためのコミュニケーション能力も求められます。
- 医療ニーズが高度化・複雑化する中、医師が行っていた薬物療法に関する説明は専門的な視点で薬剤師が行うなど、業務の移管(タスクシフト)を通じた働き方改革の取組や医療DXによる業務の効率化への対応も求められており、薬剤師の果たす役割はさらに大きくなっています。
求められる人材像
- 薬剤師として常に自己研鑽し、医薬品の適正使用に必要な高い専門知識と技術を習得して安全な薬物療法を提供できる
- 患者や医療従事者と十分なコミュニケーションをとり、リーダーシップを発揮してチーム医療を実践できる
- 地域の医療機関と連携、協働し薬剤師として地域医療に貢献できる
- 薬物療法の安全確保のため、薬剤師が担うべき課題を解決できる
- コスト意識をもって病院運営に参画し、課題解決のために的確な行動ができる
- 患者の生命・尊厳・権利を尊重し、自己決定をサポートできるよう医療人としての倫理観と責任感を身につけることができる
薬剤科職員のキャリアプラン
薬剤科職員のキャリアラダー
薬剤科職員のキャリアラダー(PDF 575.2KB)
部門別に求められる役割と到達目標等
部門別に求められる役割と到達目標等(薬剤科)(PDF 139.8KB)