膠原病母性外来

診療科のご案内

膠原病母性外来とは

リウマチ膠原病疾患は20~30代の女性にも発症することが多く、結婚・妊娠・出産・育児などのライフイベントと重なる年代でもあります。特に妊娠に関しては多くの患者様が不安を抱えておられることと思います。当外来では妊娠のご希望があるリウマチ膠原病患者さんに、状況に合わせて治療方針やお薬を検討し、産科とも連携して妊娠計画を立てていきます。また妊娠され、当院での出産ご希望の患者さんでは、安心して出産を迎えられるよう、産前・産後の疾患管理を行います。

妊娠前に

    • 現在の病状を評価し、まず妊娠可能な状態まで疾患を安定させることを目標に治療方針を立てます。
    • 可能であれば妊娠中も継続できる薬剤に切り替えていきます。
    • 産婦人科による妊娠前相談を行います。
    • 内科の病気を持つ方(高血圧や糖尿病など)は母性内科による妊娠前からの管理を行います。

妊娠中に

      • 産婦人科と連携しつつ、疾患の管理、安全な出産に向けてのお薬の調整を行います。

出産後に

        • 授乳中のお薬の調整
        • 産後のリウマチ膠原病疾患のコントロールを行います。

受診に関して

診療日時は毎週火曜日の午前・午後です。予約制です。

*参考ホームページ:『全身性エリテマトーデ ス(SLE) 、関節リウマチ( RA) 、若年性特発性関節炎 ( JI A) や炎症性腸疾患 (IBD) 罹患女性患者の妊娠、出産を考えた治療指針(平成30 年( 2018 年)3月発行)https://ra-ibd­ sle-pregnancy.org/(外部リンク)

膠原病母性外来1
膠原病母性外来2