診療科のご案内
・日本麻酔科学会認定病院
麻酔科医の仕事
手術中の麻酔管理
麻酔科医は手術中の全身管理と痛みのコントロールを専門としています。「外科的な侵襲から患者さんを守って安全に手術を受けていただき、術後の順調な回復を念頭においた麻酔管理を行うこと」が、最も重要な麻酔科医の仕事です。麻酔管理にはいろいろな方法があります。手術内容や患者さんの術前状態を考慮して麻酔方法を選択し、痛みのコントロールには硬膜外麻酔や神経ブロックの併用など様々な方法で対処しています。当科ではトレーニングを積んだ専門の麻酔科医が細心の注意を払い、年間約2650例の麻酔管理を行っています。
麻酔管理症例数
令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
---|---|---|
2,359 | 1,706 | 2,416 |
術前外来
外科系各科より依頼されて、手術中の麻酔管理を当科で行う予定の患者さんが対象です。
麻酔管理をより安全に行うためには、患者さんの全身状態、病気の経過や合併症の有無、全身麻酔を受けられた血縁の方の麻酔経過などを麻酔科医が十分に把握する必要があります。必要な情報を収集した上で患者さんに予定される麻酔方法と合併症などについて説明し、不安の軽減に努めています。
不明・不安な点は遠慮なく外来担当医にご相談ください。
集中治療室(ICU)での全身管理
集中治療室では重症例の急性期治療、全身管理を行っています。心筋梗塞やクモ膜下出血、中毒、多臓器障害などの疾患にくわえて、脳、肺などの大手術後および諸臓器機能低下のため術後合併症が危惧される症例が対象になります。人工呼吸管理や血液透析、ペースメーカーなどの治療手段が必要となることも少なくありません。私達は主治医をサポートし、全科的なチ-ム医療を集中的に行って患者さんの回復に努めています。
臨床工学技士の仕事
心臓カテーテル検査や心臓ペースメーカー、補助循環装置導入の補助、ならびに血液浄化(血液透析、血液吸着、血漿交換など)や自己血回収装置などの操作を行うと共に呼吸サポートチーム(RST)の事務局ともなっており、関連する各科の医師と共に診療に当たっています。また麻酔器、人工呼吸器、透析装置、各種生体情報モニター、除細動器、輸液ポンプ、PCAポンプ、保育器などの医療機器の保守点検管理も重要な業務になっています。
スタッフ紹介
氏名 | 資格 | 専門分野 |
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新井 多佳子 あらい たかこ (部長) |
| 麻酔全般 |
小原 崇一郎 おばら そういちろう (医長) |
| 麻酔全般 |
伊藤 祥子 いとう さちこ (医長) |
| 麻酔全般 |
佐々木 綾 ささき あや (医員) |
| 麻酔全般 |
奥田 奈穂 おくだ なほ (医員) |
| 麻酔全般 |
島田 宗明 しまだ むねあき (非常勤医員) |
| 麻酔全般 集中治療 |