女性医療について
・大塚病院は2003年に都立病院初の女性専用外来を開設し、以後、多くの診療科においても女性に対する医療サービスの向上に取り組んできました。
2019年10月から、女性医療の更なる充実を図るため、従来の女性専用外来をリニューアルし、新たに外来担当女性医師を採用して様々な女性医療のニーズに総合的に対応できる「女性総合外来」を開設しました。
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・大塚病院は古くから女性医療に重点的に取り組み、各科で「母性内科外来」、「女性外科外来」、「婦人科内視鏡外来」等の女性に特化した外来を開設していますが、「女性総合外来」とともに、「思春期成長外来」を開設しました。これら女性に重点を置いた専門外来を総合して「女性生涯医療外来」としました。
・「女性生涯医療外来」では、看護師等による「女性医療コンシェルジュ」を配置し、女性からの医療相談をワンストップで受け、「女性生涯医療外来」の適切な専門外来につなぐという当院独自のシステムを構築しました。
<女性生涯医療外来診療の流れイメージ図>
・以上により、女性の思春期から妊娠・出産、子育てと仕事、さらには更年期、老年期にわたり、女性のライフステージに応じた医療を展開します。
<女性のライフステージに応じた医療>
・今後の取組
(1)女性医療の普及啓発の拡充(保健所、学校、教育庁と連携)
保健所と連携し、女性医療に関する保健所事業への講師派遣等を行い、都で取り組んでいるTokyoヘルスケアサポーター養成講座(PDF 337.8KB)での女性医療の普及啓発、学校、教育庁と連携した普及啓発などに取り組みます。
(2)外国人対応(JMIP受審に伴い、患者支援センターにて通訳ツールを用いた体制整備)
2019年10月に受審したJMIP(外国人受入れ医療機関認証制度)に伴い、患者支援センターを窓口として外国人女性患者に対しても通訳ツール等を用いて円滑に受け入られる体制を整備します。
(3)女性が働き続けられる環境作り(病児保育、24時間保育体制の整備等)
女性医療の充実に伴い、女性医療の提供に携わる医師・看護師等女性が継続的に働き続けられる環境作りのために、病児保育や24時間保育体制の整備に向けて検討してゆきます。
・上記の取組を推進し、将来的には、「女性専用科」を設置し、図のようなコンセプトで「女性総合医療センター(仮称)」の立ち上げと運用の中心的な役割を果たすことを考えています。