2020年04月16日
令和2年4月14日(火曜日)及び15日(水曜日)に報道発表致しました、都立墨東病院における新型コロナウイルスの感染者の発生について、その後の対応状況を御報告いたします。
1 病棟A(※1)におけるPCR検査の結果について
(1)職員42名について
15日午後6時現在で結果が判明していなかった職員28名のうち、27名の結果が判明し、陽性2名、陰性25名を確認
(42名の内訳:陽性4名、陰性37名、未判明1名)
(2)入院患者について
16日(木曜日)に対象者22名のうち20名の検査を実施。17日(金曜日)以降に結果が判明する予定
(※1) 病棟Aは、4月14日及び15日のプレスにより報告した病棟
2 病棟Aとは別の一般病棟(病棟B(※2))における職員の感染について
病棟Aとは別の一般病棟に勤務する職員2名の陽性を確認
(※2) 病棟Bは、外科系や内科系の疾患を中心に受け入れる一般病棟
3 本日判明した陽性者の概要
職員3 | 職員4 | 職員5 | 職員6 | |
病棟 | 病棟A | 病棟A(病棟C) | 病棟B | 病棟B |
年代 | 60代 | 50代 | 30代 | 50代 |
性別 | 女性 | 女性 | 女性 | 女性 |
職種 | 看護補助専門員 (会計年度任用職員) | 看護師 | 看護師 | 看護補助専門員 (会計年度任用職員) |
居住地 | 都外 | 都内 | 都内 | 都内 |
現在の症状等 | 症状なし | 症状なし | 軽症 | 症状なし |
4 現在判明している事実及び対応状況
(1)病棟A
・職員3及び職員4は、現在、自宅療養中であるが、明日、当院の感染症専用病棟に入院予定である。
・この職員2名は、患者の診療や処置を実施する際は、サージカルマスクの着用及び手指消毒等の標準予防策を実施していた。
・現在、当該病棟に入院中の患者については、今後のPCR検査結果を踏まえ感染症専用病棟への入院や当該病棟での健康観察の継続を判断する。
・保健所の指導を仰ぎながら、昨日陽性が判明した患者C並びに本日感染が判明した職員3及び職員4との接触者について現在洗い出しを実施しており、順次PCR検査を実施する予定である。
・検査を行った職員42名のうち陰性と判明した職員37名については、陽性者と最後に接触した日から14日間は自宅待機を継続する。
(2)病棟B
・職員5及び職員6は、本日、当院の感染症専用病棟に入院した。
・この職員2名も、患者の診療や処置を実施する際は、サージカルマスクの着用及び手指消毒等の標準予防策を実施していた。
・現在、当該病棟の入院患者に感染が疑われる症状は見られない。また、他の職員についても症状は見られない。
・この職員2名は、症状が出て以降はいずれも自宅待機となっており、保健所の指導や当院感染症専門医の助言等も踏まえ他者への感染の可能性は低いとされていることから、この病棟の患者については入院中健康観察を行う。また、職員についても自宅待機とPCR検査は実施せず、健康観察を行う。
(3)その他
・本日感染が判明した職員4は、4月1日から他の病棟C(※3)で勤務している。患者の診療や処置を実施する際は、サージカルマスクの着用及び手指消毒等の標準予防策を実施していた。
・現在、当該病棟の入院患者に感染が疑われる症状は見られない。また、他の職員についても症状は見られない。
・職員4は、症状が出ておらず、昨日から自宅待機となっている。保健所の指導や当院感染症専門医の助言等も踏まえ他者への感染の可能性は低いとされていることから、この病棟の患者については入院中健康観察を行う。また、職員についても自宅待機とPCR検査は実施せず、健康観察を行う。
(※3) 病棟Cは、内科系の疾患を中心に受け入れる一般病棟
・病棟A、B、Cとも、本日、スタッフステーション、休憩室等の消毒を実施。また、手すり、ドアノブ等の高頻度接触面の消毒を継続する。
5 今後の診療体制について
・病棟Aは、引き続き、新規入院及び院内他の病棟からの転入を制限する。
・病棟B及び病棟Cについては、患者及び職員の健康観察を実施しているため、新規入院及び院内他の病棟からの転入を制限する。
・外来及び当該3病棟以外の病棟への入院については、保健所の指導及び当院感染症専門医の助言等を踏まえて検討を行った結果、通常どおり診療を継続する。
都立墨東病院における新型コロナウイルス感染者の発生について(第三報).pdf(PDF 282.6KB)
≪問合せ先≫
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電話 03-3633-6151(直通)
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