2020年11月30日
都立多摩総合医療センター内で業務に従事する受託事業者の職員が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告します。なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。
1 感染者(受託事業者職員)の概要
年 代:50代
性 別:女性
居住地:都内
従事内容:医療事務業務
2 経過等
(1)経過
11月22日(日曜日)~11月23日(月曜日)
非勤務日。症状なし
11月24日(火曜日)【発症日】
勤務。勤務中症状なし。帰宅後、午後8時30分に発熱あり。以降、自宅療養
11月27日(金曜日)
発熱の症状が続いたため、当院を受診し、PCR検査を実施
11月28日(土曜日)
PCR検査の「陽性」が判明。現在、自宅療養中
(2)現在判明している事実
・所管保健所の助言を踏まえ、当該職員の発症日の2日前である11月22日以降の接触者を調査したところ、現時点で把握している限り、同じ受託事業者職員12名と病院職員7名(看護師4名及び医療秘書3名)であり、このうち濃厚接触者に該当すると判断された者はいない。また、当該職員と接触があった職員等に発熱等の症状は認められない。
・当該職員が患者と接する際には、マスク着用の上、ビニールカーテンを設置したカウンター越しで対応しており、また、接触は短時間に限られている。
・当該職員の勤務場所では新型コロナウイルス感染(疑い)患者への対応を実施していない。
・受託事業者は、従業者の健康管理として、勤務開始前の検温及び毎日の体調確認を実施している。
・当該職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行っている。
3 病院の対応
(1)当該職員と接触があった受託事業者職員12名及び病院職員7名については、保健所の助言を踏まえ、健康観察を継続する。
(2)当該職員が業務を行っていた執務室及び動線等は、11月29日(日曜日)に消毒を実施した。
(3)感染経路については、現在のところ不明であり、保健所の調査に協力していく。
(4)引き続き、職員の手指衛生やサージカルマスク着用などの標準予防策の徹底及び感染管理担当(ICT)による巡回点検を実施する。
(5)受託事業者に対し、感染対策の徹底について改めて指示した。
4 今後の診療について
当該職員は発症して以降は当院に勤務していないこと、現時点まで当該職員との接触者に発熱等の症状が見られないこと、また、当院では手指衛生やサージカルマスクの着用などの標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、所管保健所の助言を踏まえ、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。
【参考資料】
都立多摩総合医療センター受託事業者職員の新型コロナウイルス感染について.pdf(PDF 136.9KB)
≪問合せ先≫
多摩総合医療センター事務局庶務課
電話 042-323-5111
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5835