2020年08月25日
都立小児総合医療センターに勤務する看護師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので御報告します。当該看護師は、令和2年7月26日付けの報道発表で感染を報告した職員Eとなります。
なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。
1 当該職員の基本情報
年 代:50代
性 別:女性
職 種:看護師(常勤職員・PICU(小児集中治療室)勤務)
居住地:都内
2 経過等
(1)前回感染が判明し、勤務を再開するまでの経緯
7月25日(土曜日)
PCR検査の結果、「陽性」が判明
7月26日(日曜日)
都内医療機関に入院
8月4日(火曜日)
退院し、勤務再開まで自宅待機。既往症の喘息もあり、退院後も軽い咳症状あり
8月12日(水曜日)及び8月13日(木曜日)
勤務再開に当たり、当院においてPCR検査を実施した結果、両日とも「陰性」を確認
(2)今回の陽性が判明した経緯
8月16日(日曜日)
勤務再開。日勤業務。咳症状あり
8月17日(月曜日)
日勤業務。咳症状継続
8月18日(火曜日)
夜勤業務。咳症状継続
8月19日(水曜日)
非勤務日。既往症の喘息もあり軽い咳症状が継続していたため、都内医療機関を受診し、X線撮影及び胸部CT検査を実施
8月20日(木曜日)
日勤業務。日勤後、同日、夜勤業務。咳症状継続
8月21日(金曜日)
夜勤明け。当該職員に対して都内医療機関から肺炎像があるとの連絡あり
8月22日(土曜日)
当該医療機関でPCR検査を実施したところ、「陽性」が判明。同日、都内他の医療機関に入院
(3)現在判明している事実
・所管保健所の助言を踏まえ、当該職員が勤務を再開した8月16日以降、当該職員と接触があった患者及び職員は、現時点で把握している限り、PICUの患者3名及び職員6名(看護師4名及び医師2名)である。このうち、濃厚接触者に該当すると判断されたものはいない。
・当該職員は、勤務中は常時マスク及びフェイスシールドを着用し、手指衛生を行っている。また、当院において、陽性患者との接触はない。
・当該職員と接触があった患者・職員に、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない。
3 病院の対応について
(1)当該職員と接触のあった患者3名については、8月24日(月曜日)にPCR検査を実施したところ、全員「陰性」であった。職員6名については健康観察を行い、症状が出た場合はPCR検査等の対応をとる。
(2)当該職員が業務を行っていた病棟、休憩室等は、8月22日に消毒を実施した。
(3)引き続き、職員の手指衛生やサージカルマスク着用などの感染防止対策を徹底するとともに、感染管理担当(ICT)による巡回点検を実施する。
(4)職員には、少しでも体調不良を感じた場合には迅速に報告し自宅療養するよう、改めて周知を行った。
4 今後の診療について
当該職員は勤務中は常時、適切な感染防止対策を取っていたこと、現時点で当該職員との接触者に発熱等の症状が見られないこと、また、当該病棟では手指衛生やサージカルマスク、フェイスシールドの着用などの標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、所管の保健所の指導・助言を踏まえ、通常診療をこれまでどおり継続する。
【参考資料】 都立小児総合医療センター職員の新型コロナウイルス感染について.pdf(PDF 150.6KB)
≪問合せ先≫
小児総合医療センター事務局庶務課
電話 042-300-5111
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5835