2021年01月13日
都立多摩総合医療センターに勤務する診療放射線技師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告いたします。なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。
1 当該職員の基本情報
年 代:20代
性 別:女性
職 種:診療放射線技師(常勤職員)
居住地:都内
2 経過等
(1)経過
〇 1月9日(土曜日)
勤務日。症状なし
〇 1月10日(日曜日)
非勤務日。症状なし
〇 1月11日(月曜日)【発症日】
勤務日。勤務中に嗅覚異常、咽頭痛などの症状が出現したため、直ちに帰宅させ、自宅待機
〇 1月12日(火曜日)
当院を受診し、PCR検査で「陽性」が判明。現在、自宅療養中
(2)現在判明している事実
・当該職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行うなどの標準予防策を 実施していた。
・当該職員の発症日の2日前である1月9日以降の当該職員との接触者を調査したところ、現時点で把握している限り、26名(入院患者15名及び診療放射線技師11名である。このうち濃厚接触者に該当すると考えられる者は、患者1名である。
・当該職員と接触があった患者及び職員に、現在、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない。
3 病院の対応について
(1)感染経路については、現在のところ不明であり、保健所の調査に協力していく。
(2)当該職員と接触のあった入院患者15名については健康観察を行うとともに、順次PCR検査を実施する。濃厚接触者と考えられる患者1名について、1月13日(水曜日)に検査を実施した結果は「陰性」であった。
(3)当該職員と接触のあった職員11名については、健康観察を継続し、今後、症状が生じた場合はPCR検査を実施する。
(4)当該職員が業務を行っていた撮影室、動線等は、日々消毒を実施している。
(5)職員のマスク着用や、手指衛生などの標準予防策の徹底及び感染管理担当(ICT)による巡回点検を引き続き実施する。
4 今後の診療について
当該職員は、発症して以降は当院に勤務していないこと、現時点まで当該職員との接触者に発熱等の症状が見られないこと、勤務中は常時マスクの着用と手指衛生を実施していたこと、当院では標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、当院の感染症専門医等の意見を踏まえ、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。
参考資料
都立多摩総合医療センター職員の新型コロナウイルス感染について .pdf(PDF 134.9KB)
≪問合せ先≫
多摩総合医療センター事務局庶務課
電話 042-323-5111
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5835