都立神経病院職員の新型コロナウイルス感染について(2020年12月23日)

2020年12月23日

 都立神経病院に勤務する職員2名が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告いたします。

 また、今回の感染確認に伴い、当院の診療機能の一部を縮小いたします。病院を利用されている患者とその御家族、地域の医療機関をはじめとする関係機関の皆様に御迷惑と御心配をおかけすることをお詫び申し上げます。

1 職員の基本情報及び経過

(1)職員1

  ア 基本情報

    年 代:50代

    性 別:男性

    職 種:作業療法士(常勤職員)

    居住地:都内

  イ 経過

    〇 12月17日(木曜日)

      勤務日。症状なし

    〇 12月18日(金曜日)

      勤務日。症状なし

    〇 12月19日(土曜日)【発症日】

      非勤務日。発熱、咽頭痛あり。以降、自宅療養

    〇 12月20日(日曜日)

      医療機関を受診し、PCR検査を実施

    〇 12月22日(火曜日)

      検査の結果「陽性」が判明。現在、自宅療養中

(2)職員2

  ア 基本情報

    年 代:50代

    性 別:女性

    職 種:作業療法士(常勤職員)

    居住地:都外

  イ 経過

   〇 12月17日(木曜日)

     勤務日。症状なし

   〇 12月18日(金曜日)

     勤務日。症状なし

   〇 12月19日(土曜日)【発症日】

     非勤務日。咳あり。以降、自宅療養

   〇 12月20日(日曜日)

     非勤務日。発熱、身体の痛みあり

   〇 12月21日(月曜日)

     医療機関を受診し、PCR検査を実施

   〇 12月22日(火曜日)

     検査の結果「陽性」が判明。現在、自宅療養中

2 現在判明している事実

・当該2名の職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指消毒を行うなどの感染予防策を実施していた。また、当院において陽性患者との接触歴はない。

・所管保健所に確認中であるが、現時点で、両職員の感染に関連性は認められない。

・当該2名の職員の発症日の2日前である12月17日以降の当該職員らとの接触者を調査したところ、現時点で把握している限り、患者37名及び職員25名(医師2名、作業療法士4名、理学療法士10名、言語聴覚士3名及びアシスタント職6名)の合計62名である。

・所管保健所に確認中であるが、接触者のうち濃厚接触者と考える者は患者2名である。

・現時点で、陽性が判明した職員と接触があった患者及び職員に、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない。

3 病院の対応

(1)濃厚接触者と考える入院患者2名について、12月23日(水曜日)にPCR検査を実施した。

(2)陽性が判明した職員と接触した職員25名について、順次PCR検査を実施し、検査結果が判明するまでの間、自宅待機とする。

(3)検査を実施した患者を含め当該陽性職員と接触があった入院患者30名については、引き続き健康観察を行う。

(4)既に退院した患者7名については、個別に説明の上、健康状態を確認し、症状が見られた場合は病院に連絡するよう伝えた。

(5)当該職員が業務を行っていた執務室や動線等は、日々消毒を実施している。

(6)職員の手指衛生やマスクの着用などの標準予防策の徹底及び感染管理担当(ICT)による巡回点検を引き続き実施する。

4 今後の診療について

 職員を自宅待機とするため、入院患者に対する年内のリハビリテーションを中止する。

 所管保健所の助言等を踏まえ、リハビリテーション以外の通常診療は継続する。

【参考資料】

都立神経病院職員の新型コロナウイルス感染について .pdf(PDF 147KB)

≪問合せ先≫

神経病院事務局

電話 042-323-5110

病院経営本部サービス推進部事業支援課

電話 03-5320-5835

2020年度