都立広尾病院職員の新型コロナウイルス感染について(2021年02月16日)

2021年02月16日

 都立広尾病院に勤務する看護師3名が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので御報告いたします。なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。

1 感染確認の状況

・新型コロナウイルス感染症病棟勤務の看護師(職員1)は、2月8日(月曜日)の日勤勤務中に軽い咽頭痛を自覚するも、すぐに症状は消失。その後症状はなかったが、2月12日(金曜日)の日勤終了後に発熱があったため、2月13日(土曜日)に当院を受診し、PCR検査の結果、「陽性」が判明

・当該病棟勤務の看護師(職員2)は、非勤務日の2月13日夕方から倦怠感、頭痛及び咳等の症状が出現したため、2月14日(日曜日)に当院を受診し、PCR検査の結果、「陽性」が判明

・同じく当該病棟勤務の看護師(職員3)は、非勤務日の2月13日夕方から、鼻閉感及び咳症状があり、2月14日に当院を受診し、PCR検査の結果、「陽性」が判明

・職員1、職員2及び職員3は、いずれも勤務中は常時マスクを着用し、手指消毒を行うなどの感染予防策を実施していた。また、新型コロナウイルス感染症患者と接する際には、ガウン等の個人防護具を適切に着用し、定められた手順を遵守していた。

2 陽性が判明した職員の概要

職員1

職員2

職員3

職   種

看護師

看護師

看護師

年   代

40代

50代

30代

性   別

女性

女性

男性

居住地

都外

都内

都外

現在の症状等

発熱、咽頭痛、倦怠感

自宅療養中

倦怠感、咳、発熱

自宅療養中

鼻閉感、咳

自宅療養中

陽性判明日

2月13日

2月14日

2月14日

3 病院の対応について

(1)所管保健所の助言等を踏まえ、感染が判明した看護師3名のそれぞれ発症日の2日前以降の接触者を調査したところ、濃厚接触者に該当すると判断された者はいない。

(2)また、複数の職員の感染が確認されたことから、当該病棟勤務の看護師33名及び委託職員1名について、順次PCR検査を実施することとした。このうち看護師26名及び委託職員1名の結果が判明し、全員「陰性」であった。

(3)感染経路は現在のところ不明であり、所管保健所の調査に協力していく。

(4)院内は日々消毒を実施している。

(5)職員のマスクの着用や手指衛生などの標準予防策の徹底及び感染管理担当(ICT)による巡回点検を引き続き実施する。

4 今後の診療について

 感染が確認された職員3名は、勤務中は常時マスクの着用と手指衛生を実施していたこと、陽性者以外の当該病棟に勤務する職員に感染を疑わせる症状が見られないこと、当院では標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、所管保健所の指導・助言等を踏まえ、診療体制は変更せず、新型コロナウイルス感染症患者の受入れを継続する。

参考資料

都立広尾病院職員の新型コロナウイルス感染について .pdf(PDF 140.2KB)

≪問合せ先≫

広尾病院事務局庶務課

電話 03-3444-1181

病院経営本部サービス推進部事業支援課

電話 03-5320-5835

2020年度