2020年11月02日
都立松沢病院に勤務する看護師が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告します。なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。
1 当該職員の概要
年 代:20代
性 別:男性
職 種:看護師(常勤職員・病棟勤務)
住 所:都内
2 経過等
(1)経過
〇 10月29日(木曜日)、10月30日(金曜日)
病棟にて日勤勤務。症状なし
〇 10月31日(土曜日)【発症日】
非勤務日。昼頃、頭痛あり。午後8時頃、嘔吐、発熱があり、近医を受診。以降、自宅療養
〇 11月1日(日曜日)
近医にてPCR検査を実施
〇 11月2日(月曜日)
検査の結果、「陽性」が判明。現在、自宅療養中。
(2)現在判明している事実
・院内調査により、当該職員の発症日の2日前である10月29日以降接触があった患者及び職員は、現時点で把握している限り、同じ病棟の入院患者5名、医師1名、看護師23名である。このうち、濃厚接触者に該当する者は、現在、所管保健所に確認中である。
・当該職員が勤務する病棟は、新型コロナウイルス感染(疑い)患者が入院する病棟ではない。
・当該職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行っている。また、当院において、陽性患者との接触歴はない。
・現時点で、当該職員と接触した患者や職員に、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない。
3 病院の対応
(1)当該職員と接触した患者5名については、個別に説明し、健康観察を継続するとともに、PCR検査を実施した。
(2)当該職員と接触した職員24名については、勤務中は相互にサージカルマスク等を着用しており、現時点で症状を訴える者はいない。なお、休憩時間等にサージカルマスクなしで接触した職員1名は、接触日の翌日から14日間の自宅待機を指示した上で経過観察を行うとともに、PCR検査を実施した。その他の職員についても、自宅待機を指示した上で健康観察を継続するとともに、順次PCR検査を実施する。
(3)当該病棟及び休憩室等は、日々消毒を実施している。
(4)感染経路については、現在のところ不明であり、保健所の調査に協力していく。
(5)引き続き、職員の手指衛生やサージカルマスク着用などの標準予防策の徹底及び感染管理担当(ICT)による巡回点検を実施する。
4 今後の診療について
当該職員は発症以降は当院に勤務していないこと、当該職員との接触者に現時点まで発熱等の症状が見られないこと、当該職員と接触した職員を自宅待機としていること、また、当院では手指衛生やサージカルマスクの着用などの標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。
【参考資料】
都立松沢病院職員の新型コロナウイルス感染について .pdf(PDF 134.5KB)
≪問合せ先≫
松沢病院事務局庶務課
電話 03-3303-7211
病院経営本部サービス推進部事業支援課
電話 03-5320-5835