都立多摩総合医療センター職員の新型コロナウイルス感染について (2020/12/22)

2020年12月22日

 都立多摩総合医療センターに勤務する職員が、新型コロナウイルスに感染したことが判明しましたので、御報告いたします。

 なお、今回の感染確認による診療体制への影響はありません。

1 当該職員の基本情報

  年 代:50代

  性 別:女性

  職 種:医師事務作業補助員(会計年度任用職員)

  居住地:都内

2 経過等

(1)経過

〇 12月14日(月曜日)

  勤務日。症状なし

〇 12月15日(火曜日)

  非勤務日。症状なし

〇 12月16日(水曜日)【発症日】

  勤務日。出勤後発熱あり。以降自宅療養

〇 12月18日(金曜日)

  勤務日。症状が消失したため勤務

〇 12月20日(日曜日)

  非勤務日。昼頃から味覚嗅覚異常あり

〇 12月21日(月曜日)

  非勤務日。当院においてPCR検査を実施し、「陽性」が判明。現在、自宅療養中

(2)現在判明している事実

・当該職員の発症日の2日前である12月14日以降の当該職員との接触者を調査したところ、現時点で把握している限り、職員等35名(医師事務作業補助員9名、医師2名、看護師11名、薬剤師2名及び委託職員11名)である。患者に接触者はいない。

・現在、所管保健所に確認中であるが、勤務中、職員は相互に常時マスクを着用しており、当該職員との接触は短時間に限られていることから、接触者のうち濃厚接触者に該当すると考えられる者はいない。

・当該職員と接触があった職員等のうち、医師事務作業補助員2名について、体調不良の訴えがあったため、PCR検査を実施する。12月21日(月曜日)に検査を実施した1名の結果は「陰性」であった。残る1名については本日12月22日(火曜日)に検査を実施する。

・当該職員は、勤務中は常時マスクを着用し、手指衛生を行っている。また、当院において、陽性患者との接触はない。

3 病院の対応について

(1)当該職員と接触のあった職員等35名については、健康観察を継続し、今後、症状が生じた場合はPCR検査を実施する。

(2)当該職員が業務を行っていた執務室や動線等は、日々消毒を実施している。

(3)感染経路については、現在のところ不明であり、保健所の調査に協力していく。

(4)職員の手指衛生や、マスク着用などの標準予防策の徹底及び感染管理担当(ICT)による巡回点検を引き続き実施する。

4 今後の診療について

 当該職員は、勤務中は常時マスクの着用と手指衛生を実施していたこと、当院では標準的な院内感染対策を適切に行っていることから、当院の感染症専門医等の意見を踏まえ、12月20日に報道発表を行った一般病棟(1病棟)における新規入院患者の受入停止を除き、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する。

【参考資料】

都立多摩総合医療センター職員の新型コロナウイルス感染について.pdf(PDF 142.6KB)

2020年度