MR検査

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MRI検査とは

磁石のトンネルの中に入り、強い磁気と電波を使って、体内の画像を得る検査法です。
検査中は、「ガンガン」という工事現場のような音がします。体の動きに弱い検査なので、検査中はじっとしている必要があります。また、強い磁石を使用しているため、検査室内には、金属類を持ち込むことはできません。
当院では、3.0T(テスラ)1台、1.5T(テスラ)1台の計2台の装置を用いて、症状に合わせた検査を行っています。

3.0T MR装置

MRI装置について（3.0T(テスラ)装置と1.5T(テスラ)装置）

当院では3.0T装置と1.5T装置の2台が稼働しています。3.0T装置は一般的に臨床で使用される装置の中で高磁場装置に分類され、磁場強度が強く、高画質な画像が取得できます。1.5T装置は2024年3月に導入したMRI装置です。最新（導入時）のDeep Resolve BoostというAI（人工知能）を活用し、短時間で取得した画像を高画質・高分解能な画像に再構成することができます。
それぞれの装置に特徴があります。検査内容・状況によって担当技師が最適な装置の選択を行います。

3-4 — Deep Resolve Boostを使用することで、粗い画像から画質が向上します。

検査の流れについて

検査前に更衣室にて金属類をすべて外し、検査着に着替えます。
検査の目的に合わせた、装置を付け(スタッフが行います)検査を行います。
検査中は、体を動かさずじっとしている必要があります。(約20分〜30分)
検査内容により息を止めていただく場合があります。(約10秒〜20秒)
必要に応じて、造影剤を腕から静脈注射したり、検査前に造影剤を飲んでいただく場合があります。

注意事項

安全に検査を行うために、事前にチェックリストを用いて確認をしますが、以下のような注意が必要です。

心臓ペースメーカを装着されている方(条件付きMR検査対応ペースメーカの方は除く、事前に連絡してください)、腕に血糖測定器を装着してる方は検査できません。
歯列矯正や歯科インプラントを装着している方は、おかかりの歯科でMRI検査が可能かご確認ください。虫歯の治療後の歯冠は大丈夫です。
神経刺激装置、体内植込み型心電図などの電子機器が入っている方、心臓人工弁を入れている方、脳動脈クリップを入れている方は事前にご相談ください。
刺青、タトゥー、アートメイクをしている方は火傷の恐れがあります。
狭いところが苦手な方、妊娠の可能性のある方は事前にお知らせください。
マグネットネイルや一部のジェルネイル、アイシャドーやまつげエクステ、カラーコンタクト、ヘアファンデーション等は火傷や検査画像に影響を与える可能性があります。検査当日はお控えください。
狭いところが苦手な方、妊娠の可能性のある方は事前にお知らせください。
検査当日は、なるべく簡単な服装でお越しください。検査前に専用の検査着に着替えていただきます。
検査当日の食事は、造影検査を予定されている方、また上腹部検査の予定の方は、午前中の検査なら朝食、午後の検査なら昼食を摂らずに検査にお越しください。検査内容によっては、他の検査部位でも食事を摂らずに検査にお越しいただく場合があります。
水分については、水などは適宜飲んでいただいて結構です。牛乳、ジュース等水以外のものはお控えください。