2007.5月号
市川雄二医長が、この4月から都立豊島病院歯科口腔外科に責任者として転出しました。当科OGの塚越完子豊島病院部長が都立墨東病院歯科口腔外科へ転出する後を受けての人事です。13年間にわたり片道1時間半の‘痛勤’に耐えて当科を支え続けてくれた彼に、家から目と鼻の先に腕を振るえる場が与えられたのです。まさに片腕をもがれる思いで非常に悩みましたが、誰も妨げるわけにはいきません。サービス精神旺盛の彼なら、城北の地に城南と同じ連携の輪をさらに広げてくれるに違いありません。城北にお知り合いがいらっしゃる先生方、是非とも市川先生の豊島病院歯科口腔外科を応援して下さいますよう、お広め下さい。これで私を含めた本籍荏原の3人が都の病院の歯科口腔外科を主宰することになり、開院以来の生き残りは当科では私一人になってしまいました。市川先生の抜けた大きな穴を補う、生きのいい後任は7月に着任予定です。それまでも今までどおり、ご紹介にはお応えできる体制を整えています。「布団が吹っ飛んだ」といったたぐいの、センスのかけらもない市川先生の親父ギャグも、聞けなくなると非常に寂しいです。市川先生!13年もの間ありがとう!体に気をつけてご活躍下さい。
〔市川雄二先生のご挨拶〕
平成7年の旧豊島病院建て替え閉鎖により荏原病院に赴任してから早や12年ほど経ち、この度4月1日付けで新豊島病院に再び異動する事になりました。荏原病院在籍中は城南7歯科医師会連携医の諸先生方より色々な御紹介を賜り、エキサイティングな充実した毎日を過ごす事が出き、感謝の念に絶えません。この場を借りて篤く御礼申し上げます。さて豊島病院に赴任して十日余りになりますが、今は新しい職場環境に早く慣れる事に追われて中々忙しい毎日です。しかしその中で自分なりに荏原病院と豊島病院のそれぞれの歯科口腔外科を改めて見直す機会が多く、この新鮮な時期に感じた色々な問題点を整理して今後の新たな課題を見つけて行きたいと思っております。そして荏原病院歯科口腔外科で養われた御依頼要請に即応できる“駆け込み寺”スピリットを城北連携医の諸先生方にも御理解いただけるように日々研鑽していきたいと思っております。赴任先の豊島病院も現在は都立でありますが、平成21年4月に公社病院に移管される事が決まっており、今後さらに荏原病院との関わりが深くなるものと思われます。豊島病院、荏原病院の歯科口腔外科はそれぞれの目的とそれぞれの在り方で多少異なるところがありますが、どちらも地域の連携医の諸先生方の御紹介に支えられております。両病院とも今後益々の御支援の程、よろしくお願い致します。